2019年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20190021119

●科目区分
文系教養科目

●科目名
開発の光と影
●主担当教員名
島田 弦

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅱ期
月・1
●対象学部
情(自然・コン)・理・医・農



●本授業の目的およびねらい

国際開発および国際協力の歴史、戦略、現状を理解した上で、開発の負の部分である人権・差別・阻害の問題と、武力紛争の問題について、とくに法的・政治的側面からアプローチする。開発戦略と光となる部分と影となる部分の相互関係を理論的に理解できることを目指す。授業では、国連開発計画が毎年発行するHuman Development Report (HDR)や、NGOの報告書など英語資料を参照していくので、英語資料を読むことをいとわないことが重要である。授業開始15分以降の入室は、正当な理由がない限り認めません。授業は時間割通りの時間に開始します。

●履修条件あるいは関連する科目等

必須ではないが、国際開発学を履修しているとわかりやすい。英語の資料をもとに授業を行うことを承知している必要がある。

●授業内容

第1回 授業の狙い・注意事項の伝達
第2回 国際開発協力は何を目指してきたのか?:その歴史と方法(資料は配付する)
第3回 国際開発協力は何を目指してきたのか?:その現状(HDR該当号など)
第4回 国際開発協力と人権①:国際人権保障と国際人権レジーム(NUCTで資料配付)
第5回 国際開発協力と人権②:国際人権を巡る対立(1992年バンコク人権宣言を配布)
第6回 国際開発協力と人権③:開発独裁と政治的自由(HDR該当号、関連するNGO報告書)
第7回 国際開発協力と人権④:社会権の役割(HDR該当号)
第8回 国際開発協力と人権⑤:女性の権利(HDR該当号)
第9回 国際開発協力と人権⑥:子供の権利(HDR該当号)
第10回 国際開発協力と人権⑦:少数者と文化的独自性(HDR該当号)
第11回 開発途上国における紛争①:現代的紛争の特徴(資料は授業で指示します)
第12回 開発途上国における紛争②:ケーススタディ(東ティモール)
第13回 開発途上国における紛争③:ケーススタディ(コミュニティバイオレンス)
第14回 開発途上国における紛争④:ケーススタディ(インドネシア・アチェ)
第15回 まとめと試験

●成績評価の方法

筆記試験(受講者数によってレポートで替える)。授業・資料をもとに、事前に候補となる問題を複数提示します。試験では筆記用具以外の持ち込みは認めません。
学期途中で履修の意思がなくなった場合,履修取り下げ届を提出する必要があります。

●教科書

授業中およびNUCTに指示してアップロードするか、インターネット上のダウロード元を連絡します。

●参考書

大坪滋、木村宏恒、伊藤早苗(編)『国際開発学入門』ISBN:978-4-326-50327-8は便利です。
他には授業の中で適宜紹介します。

●注意事項

授業開始15分以降の入室は、正当な理由がない限り認めません。授業は時間割通りの時間に開始します。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

授業中に適宜指示します。


時間割一覧へ戻る