●本授業の目的およびねらい
本講義では,科学としての心理学の基礎的研究法,および各下位領域の主要な知見を俯瞰する。このことを通じ,(1)教養として身につけるべき「心理学的人間観」の獲得,(2)人間の心理と行動についての研究や言説に対する批判的思考力の獲得,(3)心理学へのより深い関心と自身で学び進めるための基礎知識の獲得,の3つを目的とする。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
本テーマに興味があること。また、授業内容のみにとどまらず、さらなる文献や資料を各自で調べられることが望ましい。
|
●授業内容
各回では以下のトピックを扱う予定である。ただし,受講者の関心や進度に応じて,トピック数を増減させる可能性がある。また,この順に扱うとは限らない。
第1回 イントロダクション 第2回 遺伝と環境 第3回 発達の諸理論(1) 第4回 発達の諸理論(2) 第5回 認知発達の基盤I:胎児~新生児 第6回 認知発達の基盤II:乳児における運動能力の発達 第7回 認知能力の発達 第8回 記憶の発達 第9回 他者との関係性 第10回 共同注意と心の理論 第11回 情緒・自我・人格の発達 第12回 学習 第13回 動機づけ 第14回 心の問題と発達障害 第15回 まとめ
|
●成績評価の方法
授業への貢献:30%,期末試験:70%とする。また,授業時間外の学習活動(研究参加やレポートの提出などから選択)を単位取得の要件とする。
|
●教科書
直接の教材としては、講義資料を配付する。
|
●参考書
講義中に適宜、紹介する。
|
●注意事項
難解な理論や日本語化されていない現象も扱うため、受講に当たっては配布資料や授業内で紹介する参考文献を読んでおくこと。また、心理学を学ぶ上で、先行研究で得られた知見に触れるだけでなく、実際の実験や調査に参加し、データ収集の現場を体験することが大変重要かつ有用である。よって、授業時間外にそれらに参加することを期待する。
|
●本授業に関する参照Webページ
|
●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
|