●本授業の目的およびねらい
◆「授業内容」の注意事項をよく読んでください。 実験動物や人体を材料として用い観察と実験を行う。検体の取扱法、観察法、観察用器具の操作法などを習得するとともに肉眼的観察、顕微鏡的観察や各種測定や実験を通じて生体の構造と機能についての理解を深める。科学的考察のプロセス、実験動物を扱う倫理観、独創性の萌芽となる観察力を養う。期間の前半と後半で異なった実験系で実習する。それぞれの期間では実習内容について講義と説明を行う。実験は4〜5人ずつのグループに分かれて、各項目を行い、各実験項目につき各自レポートの作成を行う。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特に履修条件とする科目はないが、生物学基礎、生物学入門等関連する講義の履修が望ましい。
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●授業内容
注意事項◆受講希望の学生が定員(40名余)より多い場合は、受講登録の際に無作為抽選が行われます。抽選で受講を認められた学生とそれ以外の学生との「受講登録者の入れ替り」は認められません。「受講の取り下げ」は他の抽選参加学生に大きな迷惑をかけます。受講の意思の無い学生は登録・抽選に参加しないでください。上記が守られない場合は、本科目に関して受講取り下げを認めないこともありえます。 ◆◆2年次以降の学年で、単位の履修計画上どうしても受講が必要となる場合には「後期授業期間開始前」に担当教員(寳珠山)まで連絡をしてください(授業の1回目が終わってから受講を希望しても対応できません)。 寳珠山メールアドレス:hosiyama@met.nagoya-u.ac.jp ◆◆◆初回は全員、学務から通知される授業資料に記載の「大幸キャンパスの教室」に集合してください。東山キャンパスでの授業ではありません 【前半】(担当:寳珠山稔) 動物(カエル)の解剖により実験標本の作成を行う。また、ヒトの実験では自ら被験者となり体験的実験を行う。 1.カエル標本による皮膚および膜電流の測定 2.カエル心臓摘出標本による心拍出機能の観察 3.カエル神経系の観察と神経電気刺激による筋活動の観察 4.ヒト筋感覚機能の体験的実験 【後半】下記の実験テーマについてオムニバス形式で行う。 1.マウス肝臓、脾臓からのリンパ球分離(担当:石川哲也、林由美) 2.細胞標本の作製と臓器の観察(担当:長坂徹郎、川井久美、橋本克訓) 3.神経機能の測定法(担当:平山正昭、内仲彩子) 4.臨床生化学検査の基礎(担当:佐藤光夫、上山純) 5.分子生物学入門(担当:早川文彦、田村彰吾) 6.みて考える生体防御(担当:川部勤、川村久美子、松島充代子)
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●成績評価の方法
成績の評価には出席とレポートの提出が必須である。 成績は出席および実験参加状況とレポートの内容により総合的に評価する。
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●教科書
指定の教科書はないが、授業では実験手順や関連講義について適宜資料を配布する。
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●参考書
同上。
※白衣(実験用白衣)および手拭用のタオルが必要です。実験開始前に各自用意してください。
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●注意事項
※授業内容には実験動物(カエルやラット)の解剖が含まれます。小動物の解剖を好まない学生には不向きな内容です。実験動物の都合(繁殖状況など)などにより実験内容が変更になる場合があります。※各担当教員から授業に関する連絡や指示があるので、サイボウズの「学生宛連絡掲示板」を事前によく確認すること。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
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