●本授業の目的およびねらい
本講義では、現代科学技術における重要な基礎分野の一つである電磁気学を学び、その基本概念と手法について理解を深めるとともに、電磁気学とその概念を利用した理工学分野を学ぶための基礎学力を養う。本講義では、真空中や誘電体および導体をふくむ空間に、電荷が分布していて時間的に変化しない静的な電場について学ぶ。
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●履修条件あるいは関連する科目等
工学部3系(電気電子・情報系)の学生には、本科目は卒業要件として必須である。
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●授業内容
1.ベクトル解析 2.真空中の静電場 ク-ロンの法則 電界 ガウスの法則 電位 電気双極子 ポアソンの方程式とラプラス方程式 導体計の静電界 電場のエネルギー 3.誘電体をふくむ系の静電場 誘電体と誘電分極 誘電体をふくむ系の電界 誘電体中に蓄えられるエネルギー 誘電体中の境界面に働く電電力 静電界の解法
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●成績評価の方法
試験ならびに演習、レポート
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●教科書
後藤俊夫他著 「電気磁気学新版」朝倉書店 ISBNコード:9784254220513
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●参考書
なし
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●注意事項
なし
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
電磁気学は、科学技術の根底をなす重要な基礎学問をなしている。最先端のエレクトロニクスを話題に取り上げながら、電磁気学の習得が将来どのように役に立つのかを関連付けて講義を行うことで、基礎学力を高めるとともに視野を広げられる、活力ある講義となるように心がけたい。
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