●本授業の目的およびねらい
生命の起源、生物進化の歴史と機構、種の分化と多様性創出機構、個体から集団レベルまでの生物の階層構造、植物・動物の基本構造と機能などの理解を通じて、生命の誕生以来35億年の間に、生物がどのような道筋をたどり、どのように発展してきたのかを理解する。これを通じて、生物学の体系を理解するとともに、生物学に関する基礎学力を培い、さまざまな生命現象に対する探求心を養う。
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●履修条件あるいは関連する科目等
本教科書を使用する関連科目:分類・形態学(農学部専門基礎科目)、遺伝学(同)、分子細胞生物学1(同:生環、資生) その他の主要な関連科目:生物学基礎Ⅱ(全学教育科目)、生態学(農学部専門科目2年次:本書の23,24,51-56章が該当)
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●授業内容
授業の進め方、教科書の説明は最初の授業で行なう。
01.イントロダクション(1章)-進化,生物学のテーマ,科学的探究- 02.地球の生命史(25章) 03.変化を伴う継承 ダーウィンの生命観(22章) 04.[集団の進化(23章),種の起源(24章)];系統と生命の樹(26章) 05.維管束植物の栄養吸収と輸送(36章) 06.土壌と植物の栄養(37章) 07.被子植物の生殖とバイオテクノロジー(38章) 08.内外のシグナルに対する植物の応答(39章) 09.循環とガス交換(42章) 10.免疫系(43章) 11.浸透圧調節と排出(44章);ホルモンと内分泌系(45章) 12.動物の栄養(41章);動物の生殖(46章);動物の発生(47章) 13.神経,シナプス,シグナル(48章);神経系(49章) 14.感覚と運動のメカニズム(50章) 15.(調整回) 16.試験
※それぞれの項目(章)の分量が異なるため、必ずしも各回が各章に対応するとは限らない。 [ ]は自主学習項目
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●成績評価の方法
期末試験の成績に授業への取り組み状況を反映(10%)させた総合評価とする。履修取り下げは認めない。やむを得ない理由により履修取りやめを希望する場合には、担当教員の許可を必要とする。期末試験を受験しない者は「欠席」とする。
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●教科書
キャンベル生物学(原書11版) (CAMPBELL BIOLOGY 11th ed.,Reece他著,池内昌彦・伊藤元己・箸本春樹監訳,丸善出版)
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●参考書
生物図録(数研出版)、岩波生物学辞典(岩波書店)、
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●注意事項
全回出席を原則とする。 予習(次回の講義の範囲について教科書を読む)を必ず行なうこと。また、本科目や上記の関連科目で講義する章以外の章についても、各自で読み進めることが望ましい。生物学の全体像を把握するためにも、本書を最初から最後まで通読することを強く勧める。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
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