●本授業の目的およびねらい
地球規模でヒトとモノが行き交うなかで、先進国・後進国という区別に関係なく、私たちは世界の重要な課題である「格差」「環境」「豊かさ」などに、どのように取り組んだらよいでしょうか。「開発」は、これらの課題を解決するための手法かもしれません。 開発に関する基礎的概念等を理解した上で、国際協力による農村開発等の実情の概説を介して開発途上国を理解し、これらの国と先進国の関係の理解をさらに深め、「開発は身近な改題である」と考えられる当事者意識を醸成することを目指します。
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●履修条件あるいは関連する科目等
関連する科目として、「開発の光と影」があります。
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●授業内容
第1回:オリエンテーション 第2回:世界の中の「世界単位」 第3回:地域と「世界単位」 第4回:開発経済学の歴史:開発思想の履歴 第5回:開発政治学の歴史:開発思想の履歴 第6回:開発社会学の歴史:開発思想の履歴 第7回:アジアにおける農村開発政策の変遷 第8回:我が国のODA:農業開発・農村開発 第9回:我が国のODA:貧困開発 第10回:我が国のODA:ジェンダー主流化:WID 第11回:我が国のODA:自然環境保全 第12回:農村開発実践Ⅰ:農村の村落社会と経済 第13回:農村開発実践Ⅱ:農村開発における行政と住民 第14回:農村開発実践から学べること 第15回:総括:開発は身近な課題
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●成績評価の方法
中間試験(40%)、期末試験(40%)、授業への参加(20%)。これらの詳細を第1回目の授業で説明します。
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●教科書
特定の教科書はありません。
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●参考書
矢野 暢(編著)『世界単位論』弘文堂 1994年 海田能宏(編著)『バングラデシュ農村開発実践研究』コモンズ 2009年 大坪 滋・木村宏恒・伊東早苗(編著)『国際開発学入門』勁草書房 2009年 追加の参考文献については、授業の中で随時紹介します。
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●注意事項
4回以上の欠席(特別な理由を除く)は、テストを受ける資格を失います。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
事前配布する資料については事前に読んでおくこと。当日配布される資料および授業のなかで概説されるいくつかのキーワードについて、意味等の理解を整理すること。
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