●本授業の目的およびねらい
この授業では、経済学と科学・技術・イノベーションの接点について歴史的事例を交えて論じる。経済学の特定の学説そのものではなく、「経済学的な思考」が科学・技術を通じてどのように社会と関わってきたのかについて理解を深めることが目的である。
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●履修条件あるいは関連する科目等
経済学Aを履修していることが望ましいが、予備知識がなくても受講は可能である。
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●授業内容
第1回 イントロダクション 第2回 「経済学」はどのように生まれたか:Moral Scienceの使命 第3回 軍事と経済:マンハッタン計画 第4回 科学・技術と経済学の接点:イノベーション政策1.0 第5回 原子力と経済(1)原子力産業と資本主義(1950〜70) 第6回 原子力と経済(2)核燃料廃棄物問題(映画視聴) 第7回 ディスカッション 第8回 グローバリゼーションとイノベーション政策2.0 第9回 環境問題と経済:緑の産業革命 第10回 バイオテクノロジーと経済 第11回 リーマンショックと経済学批判言説 第12回 イノベーション政策2.0批判(1)知の商品化と格差社会 第13回 イノベーション政策2.0批判(2)持続不可能な市場 第14回 イノベーション政策3.0の展開(1)Horizon 2020とSDGs 第15回 イノベーション政策3.0の展開(2)社会科学と経済 第15回 ディスカッション
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●成績評価の方法
期末レポート…60% 平常点(コメントペーパーの提出やディスカッション参加など)…40%
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●教科書
授業時にプリント教材を配布する
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●参考書
開講時に適宜指定する
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●注意事項
特になし
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
経済学の授業というより、経済学とそれに関わりがある領域(イノベーション政策など)を外から見る視点を養う授業です。
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