●本授業の目的およびねらい
「日本古代の都城と国家」 本講義は、都市の諸問題を歴史的に考えることを目的とする。具体的事例として、日本古代で最初の本格的都城である平城京を中心に据え、その歴史的特質を理解できるようにすることをねらいとしている。論点として、都城の施設や都市を運営するための必要物資といった物質的基盤に関する問題と、その物質的基盤を作り上げ、またこれに制約されながら歴史的営為を行っていた人間の側の問題とを、有機的に関連づけながら取り上げていく予定である。
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●履修条件あるいは関連する科目等
高等学校日本史教科書程度の基礎的知識について理解しておくことが望まれる。
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●授業内容
日本古代の都城の概要 都城研究の意義 日本の都城の歴史 発掘された都城 中国の都城 都城研究の歴史 平城宮と平城京 平城宮の構成要素 平城京の構成要素 平城京の造営 平城京の住民構成 平城京の消費生活 平城宮の構造と政務
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●成績評価の方法
期末試験100% 日本古代の都城の歴史的特質が理解できているかどうかを問う。 受験しなかった場合は「欠席」とする。 履修を取り下げる場合は履修取り下げ届を提出すること。
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●教科書
講義資料をNUCTからダウンロードすること。
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●参考書
寺崎保広『藤原京の形成』(山川出版社、日本史リブレット6、2002年) 舘野和己『古代都市平城京の世界』(山川出版社、日本史リブレット7、2001年) その他適宜紹介する。
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●注意事項
授業中の私語、飲食、携帯電話の使用等、他者の集中力を妨げる行為は厳禁する。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
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