●本授業の目的およびねらい
現代の国際関係を規定する諸要因に対する理解を深める。複雑な国際情勢を理解する上で必要な国際政治学の基本概念を学ぶとともに、第1次世界大戦、第2次世界大戦、冷戦時代の米ソ対立及び冷戦終結後の人道的介入といった戦争と平和に関する諸問題について考察し、貿易や金融などの国際経済問題や気候変動などの地球環境問題の解決にとって必要な国際協調の諸条件について考察する。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし
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●授業内容
世界を揺るがすような戦争はなぜ起きるのか。そもそも国家間の政治は、国内の政治とどう違うのか。その違いが戦争の発生とどのように関係しているのか。また国際問題の解決にとって不可欠な国家間の協調は、どのような条件の下、可能となるのか。本講義では、これらの問いに答えるべく、以下の手順で国際関係について学ぶ。 1.国際関係論とは何か 2.国際政治の主役たち 3.国際政治の舞台 4.国際政治と国内政治の違い 5.現実主義のレンズを通して見る国際関係 6.2極システムか、N極システムか、それとも1極システム 7.世界大戦の原因 8.キューバ・ミサイル危機 9.覇権国による安定 10.レジームと国際協調 11.ブレトンウッズ体制の形成と変容 12.国際貿易交渉と自由貿易協定(FTA)の台頭 13.気候変動レジームの形成と変容 14.前期のまとめ 15.予備日
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●成績評価の方法
授業への出席、期末レポートもしくは期末試験に基づき評価する。レポートか試験のどちらにするかは、初回の授業のときに決める。本授業では履修取り下げ制度を採用する。
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●教科書
山田高敬・大矢根聡『グローバル社会の国際関係論』有斐閣(ISBN978-4-641-04988-8)
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●参考書
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●注意事項
教科書を予め読んで授業に出席し、質問されたら必ず答えること。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
世界についてもっと知りたいという人にぜひ受講してほしい。
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