●本授業の目的およびねらい
文学作品には時代や人が映り込んでいる。文学を通して、それぞれの時代にどのような心性で人が生きたのかを考える。講義に加えディスカッションを行い、それを通して各自が考えたことを共有することで、読みの多様性と、文学作品の複雑さを認識する。
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●履修条件あるいは関連する科目等
とくになし。
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●授業内容
講義にディスカッションを組み込んだ形式。日本近現代の短編小説を読む。具体的なテーマは〈仕事〉。〈仕事〉は、人をつくり、社会をつくり、時代をつくってきた。その〈仕事〉を、文学はいかに描いてきたか。文学が人や社会や時代と、どのように切り結んできたかを、具体的に学びたい。
①はじめに ②泉鏡花「海城発電」 ③同 ④正宗白鳥「塵埃」 ⑤同 ⑥吉屋信子「ヒヤシンス」 ⑦葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」 ⑧王昶雄「奔流」 ⑨同 ⑩庄野潤三「プールサイド小景」 ⑪同 ⑫角田光代「橋の向こうの墓地」 ⑬同 ⑭まとめ
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●成績評価の方法
参加度・授業課題(30%)期末レポート(70%)
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●教科書
『文学で考える 〈仕事〉の百年』 (飯田祐子・日高佳紀・日比嘉高編、翰林書房、2016年)
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●参考書
授業時に示す。
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●注意事項
とくになし。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
各回課題を出し、予習ノートを提出してもらいます。予習内容をもとに4−5人のグループ単位でディスカッションを行います。必ず発言しなければならないので、そのためにも予習必須です。
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