2019年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20190011206

●科目区分
文系基礎科目

●科目名
経済学A
●主担当教員名
安達 貴教

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
月・2
●対象学部
文系



●本授業の目的およびねらい

経済学と社会科学における諸分野との関係は、かつては、経済学で培われてきた需要、供給あるいは均衡といった思考の枠組みを、広く社会の問題に当てはめてみるという形での「帝国主義的」な「侵略」のイメージであったが、現在では、統計学に依拠して実態的に経済問題を考えていこうというブームの真っ只中であり、医学・疫学を始め、教育学、社会学、法学等との共通の基盤もそこにある。本講義では、経済学の伝統において養われてきた実証分析の手法、即ち、「計量経済学」を学ぶことによって、各受講者が将来的に実証分析を読み解き、また、実際に行うための心構えを身に着けることことを目的とする。

●履修条件あるいは関連する科目等

今学期中あるいは来学期以降、可能な限りで数学や統計学に関連する講義を取ることが望ましい。

●授業内容

I 確率・統計の復習
1. データとは
2. 確率論 (1)
3. 確率論 (2)
4. 統計学的推測論

II 計量経済学の基礎
5. 単回帰分析
6. 重回帰分析 (1)
7. 重回帰分析 (2)

III 政策評価のための分析手法
8. 操作変数法
9. パネル・データの利用
10. マッチング法
11. 「不連続性」の利用

●成績評価の方法

期末試験(筆記、簡易電卓以外は持ち込み不可の予定)での成績を主とし、授業中の発言も適宜加味する予定。

●教科書

田中隆一『計量経済学の第一歩-実証分析のススメ』(有斐閣、2015年)
ISBN 978-4-641-15028-7


●参考書

伊藤公一朗『データ分析の力―因果効果に迫る思考法』(光文社新書、2017年)
ISBN 978-4-334-03986-8


●注意事項

経済学部棟の講義室を使用予定。開講時前に教員から届く予定のメールに注意すること。

●本授業に関する参照Webページ

http://www.yuhikaku.co.jp/static/studia_ws/index.html#isbn_9784641150287

●担当者からの言葉(Webページのみ表示)




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