●本授業の目的およびねらい
本講義は、健康の維持増進に関する知識および生活の質向上のための運動を実践する方法を学び、健康に留意した生活行動について理解することを目的とする。具体的には運動処方の理論に基づいた、有酸素運動(エアロビクス)の定期的な実践を通して基礎体力の獲得を目指すとともに、将来の健康の維持増進に必要な知識や実践方法を習得することをねらいとする。
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●履修条件あるいは関連する科目等
健康・スポーツ科学講義およびⅡ期開講の健康・スポーツ科学実習Ⅱもあわせて受講することが望ましい。
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●授業内容
本講義では、音楽に合わせて持続的に全身運動を行うエアロビックダンスの中で、下肢への負担が少なくエネルギー消費量が多いと考えられている「ステップエクササイズ」を中心に、ストレッチング、筋コンディショニングを組み合わせたプログラムを取り上げる。具体的には以下の内容で授業を進めていく。 1 「健康・スポーツ科学実習1」のガイダンス 本科目の目的およびねらいについて、種目分け 2 エアロビックエクササイズの基礎理論 エアロビクス理論全般について 3 ステップエクササイズの特徴について 4 ステップエクササイズの基本的動作1 ベーシック・Vステップ・タップアップ 5 ステップエクササイズの基本的動作2 ターンステップ・オーバーザトップ 他 6 ステップエクササイズの基本的動作3 Aステップ・リピーター・ストラドル 他 7 ステップエクササイズの基本的動作4 ステップニー・バックランジ 他 8 ステップエクササイズの基本的動作5 マンボ・Lステップ 他 9 ステップエクササイズの応用1 動きのバリエーションを楽しむ 10 ステップエクササイズの応用2 動きのコンビネーションを楽しむ 11 ステップエクササイズの応用3 フレーズを楽しむ
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●成績評価の方法
技実施状況(70%)、毎回の授業終了時に記入するチェックシートから判断される健康管理に関する理解度(30%)で評価する。履修を取りやめる場合は「履修取り下げ届」を提出する必要があり、その提出期限は第4回目授業終了時点とする。
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●教科書
特になし。授業時に資料を配付する。
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●参考書
特になし。
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●注意事項
スポーツウェアと底が厚めの室内用シューズを用意すること。気候的に暑い時期なので、タオルと水分補給できるものを持ってくるように。詳細は初回ガイダンス時に指示する。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
本科目は、目的に「健康に留意した生活行動を構築すること」が含まれています。つまり、毎週の授業に積極的に参加できるよう体調を整えることも重要な要素となっていますので、なるべく欠席をしないようにして下さい。実技については「上手」「下手」といったスキル(技能)の評価ではなく、自分自身の体力や体調に合わせた適切な方法や運動強度で運動が実践できたか、また、毎回記入するチェックシートでその日の体調や実践についての自己評価が適切に行えたか、を中心に評価します。受け身ではなく主体的に自分の健康について考えていくよう心がけて下さい。
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