●本授業の目的およびねらい
学会や社会で求められるプレゼンテーションを行えるよう、リーディング・スピーキング・リスニング・ライティングの各能力を高め、また4技能の統合を目指すことを目的とする。研究拠点大学たる名古屋大学の学生に相応しい学術英語を使いこなす能力を、実際の運用を前提とした学習活動を通して養う。自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかというこれまで英語(基礎)・(中級)で養った知識・技能と、英語(コミュニケーション)で培ったコミュニケーション能力に加え、プレゼンテーションに必要な知識や技能を習得し、学術英語を使いこなす能力を更に発展させる。
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●履修条件あるいは関連する科目等
パワーポイントもしくは同様のソフトがある程度扱えること。
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●授業内容
英語によるアカデミックな、もしくはプロフェッショナルな内容に関する効果的なプレゼンテーションを行える力の基礎を養う。扱う内容は使用予定の教科書に依拠して大略以下の通りである。小見出しは特に焦点を当てるプレゼンテーション上のスキルである。 英語プレゼンテーションの基礎を学ぶ。 プレゼンテーションの構造を知る。 効果的なVisual Messageと効果的なPhysical Message 自己を紹介し自己をアピールできる。 内容に即した時間配分の計算ができる。 パワーポイントの基本操作を確認する。 時事ニュースを伝達する。 Informative(情報伝達)型のプレゼンテーションを学ぶ。 アニメ、BGMを含んだ効果的なスライドを作成する。 長期休暇の過ごし方を提案する。 Persuasiond型(提案・説得)型のプレゼンテーションを学ぶ。 イラスト、写真、表、フローチャートなどを使用する。 広義の「リサーチ」の基礎を学ぶ。 日本の魅力を海外に説明する。 情報伝達と説得の複合型のプレゼンテーションを学ぶ。 特に、日本的と感じさせる効果を狙ったスライドを作成する。 社会問題に関する議論を行う。 Argumentative (議論)型のプレゼンテーションを学ぶ。 データによる論理的な議論展開ができ、それを支援するスライドを作成する。 質疑応答と、反論のやり方に留意する。 将来の計画について話す。 総合的実践を行う。
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●成績評価の方法
対面授業の部分では、日常の授業での評価、プレゼンテーション、定期試験を総合的に判断する。比率はおおよそ1対4対3とする。
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●教科書
Presentations to Go: Building Presentation Skills for your Future Career, Matsuoka, Noboru, Tachino, Takashi, Miyake, Hiroko, Cengage ISBN 978-4863122642
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●参考書
授業で指示する。
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●注意事項
対面授業に加え、課外学習教材「eFACE」を課し、その成績に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
課外学習の説明資料は、アカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。
プレゼンテーションは、他の各種のスキルと同様、知識と実践の両方が大切なので、できるだけ、実際にプレゼンテーションをやってみる回数を確保したいので、受講生諸氏も積極的に協力してほしい。
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