●本授業の目的およびねらい
学会や社会で求められるプレゼンテーションを行えるよう、リーディング・スピーキング・リスニング・ライティングの各能力を高め、また4技能の統合を目指すことを目的とする。研究拠点大学たる名古屋大学の学生に相応しい学術英語を使いこなす能力を、実際の運用を前提とした学習活動を通して養う。自分の考えをその根拠とともにいかに説得力ある論理的な英文に組み立てるかというこれまで英語(基礎)・(中級)で養った知識・技能と、英語(コミュニケーション)で培ったコミュニケーション能力に加え、プレゼンテーションに必要な知識や技能を習得し、学術英語を使いこなす能力を更に発展させる。
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●履修条件あるいは関連する科目等
英語(基礎)・英語(中級)・英語(コミュニケーション)
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●授業内容
この授業では、2018年に出版された最新のテキスト「Issues that matter」を使用して、世界で議論されているさまざまな話題を、(1)英語で正確に「読み(reading)」また「聞き(listening)」、基本的な内容理解に基づいて、(2)英語で「議論(discussion)」し、(3)英語で自分の意見を「書いて(writing)」、さらに(4)自分の意見をまとめて簡潔に「述べる(speaking)」という流れで授業を行います。以下の特定の話題について、英語でしっかりと理解し、それについて議論し、自分の意見を小エッセイとして書き、短いスピーチとして述べる、という一連の英語能力を養成します。これらは、英語で専門の学術活動を行うための基本的な技能であり、準備です。具体的に取り上げる話題は以下の通りです。
話題1:さらばモルディブ 話題2:持続可能なコミュニティ 話題3:経済的不平等ー広がる格差 話題4:「責任ある観光客」のジレンマ 話題5:自然からの学び 話題6:水がなければ生きられない 話題7:世界遺産を守れ 話題8:砂糖をめぐる争い 話題9:安定した気候のためのエネルギー 話題10:ヤスニー未来の夢? 話題11:バナナが消える 話題12:ループを閉じる 話題13:警鐘を鳴らす者達 話題14:法を破るのが正しい時 話題15:フェイクニュースー「脱真実」の時代
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●成績評価の方法
授業でのプレゼンテーションと平常点(出席・課題提出・授業への参加)の総合評価(80%) 注意事項にあるテスト(20%)として評価する.
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●教科書
Peaty, David and Jun Kawata (2018). Issues that matter. Kinseido.
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●参考書
必要に応じて紹介する。
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●注意事項
対面授業に加え、課外学習教材「eFACE」を課し、その成績に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。なお、5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
課外学習の説明資料は、アカデミック・イングリッシュ支援室のサイト ( http://elearn.ilas.nagoya-u.ac.jp/access/ ) からダウンロードすること。
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