2018年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20180024518

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーB
●主担当教員名
浅川 晃広

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅱ期
木・5
●対象学部
文系・情(自然・コン)・理・農・工(物工・電情・機航・エネ・土建)



●本授業の目的およびねらい

セミナーのテーマ:グローバル化と「人の国際移動」

本セミナーでは、世界がグローバル化を進める中で、国際的な人の動きが活発している現在、そうした現状を理解し、将来を展望することを目的とする。主に、日本に定住・永住した外国人の自伝等を中心に購読し、実際の具体的実例から、「人の国際移動」について理解を深める。

●履修条件あるいは関連する科目等

特に問わないが、日本又は諸外国の外国人問題、移民政策、出入国管理政策、グローバル化等に積極的な問題関心を有する者が望ましい。特に海外経験がある学生を歓迎する。日本語が母語でないものは、母語と同様の日本語能力を有すること。

●授業内容

本セミナーでは、現代の「人の国際移動」に関するさまざまな文献を購読する。受講者は、それぞれ以下のいずれかの文献についての発表を行い、それに基づく討論を行う。さらに、「人の国際移動」に関する新聞記事を収集し、それについての報告を行なう。なお、1回は英語文献を用いることとし、可能な限り英語での議論を試みる。

1.アフガニスタンの少女、日本に生きる(虎山ニルファ)
2.にせニッポン人探訪記―帰ってきた南米日系人たち(高橋 秀実)
3.それでも日本人になった理由(武永賢)
4.天国と地獄:ラモス瑠偉のサッカー戦記(鈴木洋史)
5.在日外国人と帰化制度(浅川晃広)
6.カンチャマ「運命」―在日ビルマ人難民認定の3000日(ミャミャウィン)
7.ぼくはいつも隠れていた―フィリピン人学生不法就労記(レイ ベントゥーラ)
8.青い目のサラリーマン、ザイバツを行く(ムルター・ニアル)
9.難民問題(墓田桂)
10.難民問題を考える視点(浅川晃広)
11.入国警備官物語(久保一郎)
12.The Happiest Refugee (Anh DO)

●成績評価の方法

参加者には、最低でも1回づつ(新聞記事及び本)の発表を義務付ける。
評価配分:セミナーでの発表(50%)、議論への貢献(30%)、出席(20%)
学期途中で履修の取りやめを希望する場合は,担当教員の許可を必要とする。

●教科書



●参考書

浅川晃広『在日外国人と帰化制度』(新幹社、2003年)
浅川晃広『オーストラリア移民法解説』(日本評論社、2016年)
浅川晃広『難民問題を考える視点』(イミケン書房、2016年)

●注意事項

積極的な問題意識を有し、発言・討論に前向きな受講生を期待します。
理系学部の学生の受講も排除しませんが、政治・経済・社会に関して高い問題意識を持っている学生を期待します。


●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)




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