●本授業の目的およびねらい
「セミナーのテーマ:文化遺産からみる人類社会—フィールドワークから考える—」 文化遺産はなぜ、保全、継承される必要があるのでしょうか?本セミナーでは、国内外の文化遺産、具体的には日本の有形・無形文化財、民俗文化財、世界文化遺産などを題材としながら、フィールド系学問分野に共通する「フィールドワーク」、「分析」、「プレゼンテーション」、「討論」の手法について学びます。
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●履修条件あるいは関連する科目等
実際に自分の手と足、その他五感をフルに使って調べ、考えることに興味のある方を歓迎します。なお、本セミナーはフィールド系人文学の各分野、とくに文化人類学、民俗学、社会学、地理学、歴史学、考古学、地域研究等に関連します。
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●授業内容
1、オリエンテーション 2、フィールドワークの原理(講義解説+参考書を用いた学習) 3、聞き取り調査の初歩(参考書を用いた学習+実習) 4、観察実習(近辺フィールドワーク・「文化」とはなにか?) 5、観察実習(多様な文化遺産―有形、無形、民俗―) 6、予備的個別調査と討論―各自の調査対象の選定と問題意識の共有― 7、報告の準備(1) 配布資料、AV機器等を併用したわかりやすいプレゼンテーション技術を 学ぶ。また、AV機器にはそれぞれ特有の長所と短所があることも学ぶ。 8、報告の準備(2) 効果的なプレゼンテーションのあり方とレポートの作成法 9、報告と討論(1) 参加者は、A:全体の司会進行役、B:報告者、C:質疑をする役、D:Bと Cのやりとりを補助する役、のいずれかを担当する(コメントシート併用)。報告者は各 回3名ずつとする。 10、報告と討論(2) 11、報告と討論(3) 12、報告と討論(4) 13、レポート作成と相互評価 受講者でレポートを講評、添削しあう。 14、総合討論 15、総括と自己評価
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●成績評価の方法
成績は、出席点、調査の内容、プレゼンテーションの内容、討論への参与度などを総合的に評価します。《出席点60%+平常点(調査、プレゼン、討論、レポート)40%》
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●教科書
教科書は使用しませんが、参考書を適宜、コピーして配布することがあります。
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●参考書
上野和男・高桑守史・福田アジオ・宮田登(編)、『新版民俗調査ハンドブック』、吉川弘文館、1997年 佐藤郁哉、『フィールドワーク:書を持って街へ出よう』、新曜社、2006年 ほか
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●注意事項
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
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