2018年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20180024403

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーB
●主担当教員名
齊藤 彰子

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅱ期
木・4
●対象学部
文系学部



●本授業の目的およびねらい

本授業の狙いは、高校でのお勉強から大学での「学問」への橋渡しをすることです。高校までの学習と大学での学修の大きな違いは、前者は、唯一の正解を、教師という絶対的存在から一方的に教えられるのに対して、後者は、絶対的な正解の存在しない問題について自ら調べ、考える点にあります。そこで、本セミナーでは、与えられたテーマについて各自で調べ、報告、討論してもらうことによって、自ら問題を発見し、それについて資料を収集、熟読して考える姿勢を身につけると共に、自分の考えを他人に正確に伝える能力を養うことを目指します。

●履修条件あるいは関連する科目等

基礎セミナーAとの連続性を前提としているので、通年受講してください。

●授業内容

下記の教科書を読み進め、刑法総論の概要を学ぶことを通して、基本的な法的思考方法を身につけます。下記の教科書は刑法の各基本テーマについて見開き2頁で簡潔に説明されており、一通りその内容を理解することによって、刑法における基本的な概念、考え方を学ぶことができるようになっています。
 初回に各テーマについて担当者を決定し、2回目以降、教科書の内容について担当者に報告してもらったうえで、教科書ないしは報告の内容、あるいは、報告準備をするうえで生じた疑問点などについて全員で考え、討論するという形式で進めます。報告の際はレジュメを作成、配布してください。原則として、毎回2テーマずつ取り上げたいと考えていますが、議論の進み具合によっては、1テーマになったり、3テーマになることもあります。
 なお、報告担当でない受講者も、最低限テキストの該当箇所を一読し、自分なりの考え、疑問点を持ってセミナーに臨むようにしてください。
 また、小さなもので結構ですので六法を持参し(例えば、デイリー六法〔三省堂〕、ポケット六法〔有斐閣〕、コンパクト六法〔岩波書店〕など)、常に、関連条文を参照する姿勢を心がけてください。最近は刑法も改正が頻繁にありますので、先輩のお下がりではなく、可能な限り、最新版(平成30年度版)を用意してください。
 基礎セミナーBでは、1年間法的問題、法的思考方法について学んできた総括として、受講者が自由に設定したテーマについてディベートを行う回も設けます。


●成績評価の方法

出欠状況、報告内容および議論における発言を考慮し、専門知識の有無ではなく、セミナーに積極的に取り組む姿勢がうかがわれるかどうかで評価します。
 履修取り下げ制度は採用しません。5回以上授業を欠席した場合は「欠席」とします。

●教科書

井田良・榎本桃也・内海朋子・飯島暢・大山徹・野村和彦・照沼亮介・南由介・佐藤拓磨『よく分かる刑法〔第2版〕』(2013.9、ミネルヴァ書房)
あらかじめ各自で購入のうえ、初回に持参してください。

●参考書

各自、担当テーマに関連する文献、資料、判例を検索してください。

●注意事項

報告担当回に欠席した場合は原則単位は認められませんので、注意してください。やむを得ない事情がある場合には、事前に連絡してください。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)




時間割一覧へ戻る