●本授業の目的およびねらい
文献を読み、主体的に考察する能力、そしてそれを整理し論理的に議論する能力を訓練する。この目的のために、人間の行動や心、そしてその個人差について議論しながら、心理学や進化生物学等の関連する諸分野の文献を講読する。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。
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●授業内容
はじめに、担当教員が本講義のトピックに関する基礎的な講義を行う。それについて受講者全員で議論しながら、テキストを決定する。担当者を決め、担当者は担当部分を精読し理解した上でレジュメを作成し、授業において発表する。発表された内容について、教員を交え、受講者全員で議論する。
第1回 イントロダクション、担当教員の講義 第2回~第14回 担当者による発表・議論 第15回 まとめ
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●成績評価の方法
授業への出席 (10%)、担当箇所の発表 (30%)、授業における議論への参加などの貢献 (30%)、レポート (30%)
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●教科書
授業において適宜紹介する。
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●参考書
ダニエル・カーネマン「ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか? 」早川書房 長谷川真理子「生き物をめぐる4つの「なぜ」」集英社 その他、授業で適宜紹介する。
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●注意事項
本講義は、受け身的に講義を受けるのではなく、主体的に考え、発言することが求められます。また、議論する問題によっては、簡単な数理モデルも題材とし、高校文系レベルの数学の知識を使う場合があります。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
ものごとのとらえ方、考え方、そして行動には大きな個人差があります。その個人差について考えることは、人間について理解し、自分と違う他者の存在を認めるために有益です。個人差の問題は、心理学だけでなく、生物学、社会学、統計科学等の様々な視点から議論することができます。 本講義は、個人差に関するトピックについて、自分たちで問いをたて、受講者の関心領域に応じて様々な視点から議論をする場としたいと思います。
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