●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:社会をよみとく技法 自分が抱いた社会に関する「謎」を、学問的に意義のある「問い」へ鍛え、「論理と証拠」をもちいて解く、という姿勢を習得することが目的です。社会学による謎解きの一端を学び、自分でも実践してみることで、「知の探究のプロセス」と「学問の面白さ」を学んでほしいと思います。一連の授業を通じて、「考える」、「読む」、「調べる」、「書く」、「話す」という学問の基礎を培うことがねらいです。
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●履修条件あるいは関連する科目等
履修条件は特にない。社会学の科目が関連する。
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●授業内容
社会にはさまざまな謎や問題があります。その中には、解決すべき課題として広く共有された問題もあれば、ふと不思議に思ってすぐ忘れてしまうような小さな謎もあります。社会学という学問は、そうした謎や問題をいろいろな角度から調べて答えようとしてきました。このセミナーでは、その謎解きの一端を学び、自分でも実践してもらいます。具体的には以下の構成で授業を進めます。
①社会現象に関する問いの立て方と解き方を学ぶ。教科書を利用します。 ②自分で問いを立てたうえで、どのようにすればその問いが解けるのか、考えたことや調べたことを発表する。中間と期末の2回にわけて実施する予定です。
毎回、司会と報告者を立て、全員で議論します。 受講者には、指定された文献を読み、自分の考えや疑問を整理して、議論に参加することが求められます。
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●成績評価の方法
出席と司会・報告・議論への貢献(60%)+発表(40%) 学期途中で履修を取りやめる場合は履修取り下げ届を提出する必要がある。
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●教科書
数理社会学会監修・小林盾ほか編,2014,『社会学入門―社会をモデルでよむ』朝倉書店.(ISBN-13: 978-4254500202)
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●参考書
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●注意事項
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
学生のみなさんには、じっくり考えること、他の学生や教員との議論をリラックスして楽しむことを期待しています。
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