●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:遺伝子組換え・ゲノム編集から考える植物育種の今後 約1万年前に農業が始まって以来、新品種は主に交配によって作られてきた。しかしながら、1990年代に入ると遺伝子組換え技術を用いた除草剤耐性品種などが相次いで作られ、近年ではゲノム編集という新たな遺伝子操作技術も育種に利用されようとしている。本セミナーでは、これら2つの技術の科学的背景の理解し、これから先の農業にどのように活用していくべきか議論を行う。合わせて、簡単な実験や関連題材の調査と発表を行うことで、論理的な思考力とプレゼンテーション能力の養成を目指す。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
本テーマに興味を持ち、主体的に参加できること。授業内容は、高校時代に生物を選択していなかった者であっても理解できるように配慮する。
|
●授業内容
1. 本セミナーの概要の説明、自己紹介 2. 遺伝子組換え技術およびゲノム編集技術に関する講義 3. 関連題材の選定と調査 講義を通して興味を持ったテーマ(動物と植物とでのゲノム編集個体の作出方法の 違いや交雑育種以外の育種法などを想定)について、グループ毎に調査する。 なお、情報収集や発表資料の作成方法、プレゼンテーション方法については講義の 中で適宜指導する。 4. 遺伝子組換え植物の判定実験 5. 関連題材の発表 6. 講義全体を踏まえた上での総合討論と各個人の考えをまとめたレポ−トの作成
|
●成績評価の方法
出席率、実験、討論への参加、レポートを総合的に評価する。また、履修取り下げ制度を採用する。
|
●教科書
使用しない。
|
●参考書
セミナー中に適宜紹介する。
|
●注意事項
無断欠席をしないこと。
|
●本授業に関する参照Webページ
|
●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
初回講義時に、簡単な自己紹介の場(1人2分程度)を設けます。話す内容は特に指定しませんので、簡潔に話せるように準備をしておいて下さい。
|