●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:「人間と機械の協奏」 本講義では、資料のまとめ方、議論の進め方、レポートの書き方、発表の方法といった、研究のリテラシを習得することを目的とする。講義の素材として、自動運転や人口知能をとりあげ、知能機械と人間社会との関わりに関する理解と知識の涵養も目的とする。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし
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●授業内容
1.導入 講義の狙いの説明。グループ分け。テーマ案提示。 2.課題研究 教員が与えたテーマ案に対し、 (1)そのテーマに対する自分の立場・考え、 (2)関連する諸問題点の調査 (3)課題解決において不足した知識とその解決 を各自が発表する。与えられるテーマの一例としては以下のようなものがある。 (自動運転の責任とは) (ロボットの「おもてなし」をどう感じる) (人工知能により無くなる職業) (コンピュータ作曲) 3.グループテーマ決め 2.の結果を参考に、グループ毎に自由に研究テーマを設定し、テーマの趣旨、 明らかにすべきこと、研究の方法、について説明する。 4.研究経過の報告と問題点の明確化 グループ毎に研究の進捗を報告し、全体で討論を行う。 5.研究発表 研究の目的、得られた成果、残された課題、を発表する。 上記の3〜5のサイクルを、グループを組み替えて2テーマ程度について行う。
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●成績評価の方法
発表内容、議論への参加、などを総合的に判定する。
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●教科書
なし
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●参考書
特に指定しないが、発表資料として、WEB文書だけでなく書籍資料を利用することを求める。
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●注意事項
なし
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
社会の様々な事象に興味を持ち、これを掘り下げて考え、自分の意見を相手に伝える。そのような知的サイクルを実践する訓練をします。忘れてほしくないことは、受講生諸君は1年生といえども「専門家の卵」であること。専門家の視点から事実と論証をくみ上げることで、社会の広い問題を論考する習慣を養ってほしい。 担当教員は、人間機械協奏に関する研究プロジェクト(www.hmhs.jp)に取り組むとともに、自動運転のベンチャー企業(ティアフォー社)の立ち上げにも関わってきた。そこでの生きた経験をぜひ学生の皆と共有し、新しい未来社会を作っていきたいです。
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