2018年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20180013321

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
西田 佐知子

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
水・3
●対象学部
理・工(化生・物工・電情・エネ・土建)



●本授業の目的およびねらい

身近な生物を調べる・身近な生物から学ぶ
生物の進化、分布、多様性などを理解するための重要なヒントは、案外、身近な生物の中にあることがあります。身近にある生物の中にも、たくさんの謎が隠れています。そして、身近な生物だからといって、それらの謎を見つけること・調べるということは、決して簡単なことではありません。大学で実際に目にすることができる生物や、よく話題になる生物を調べることで、生物を科学的に見る目を養いましょう。

●履修条件あるいは関連する科目等

生物の生態や進化に興味があること。自分で考えたり調べたりすることを厭わないこと。野外で植物や虫などを調査することに意欲を感じること。
関連科目:動植物の科学(II期大路樹生担当分)

●授業内容

個人もしくはグループで調査対象とする生物を選定し、それらについて実際に調査・分析・まとめ・発表することを目標とします。調査対象は、基本的に大学構内にいる生物です(主に植物ですが、調査が可能そうなら昆虫類などの動物も考慮します)。また、調査は主に大学構内の野外で行います。2回目以降の進行順序や各項目に割く授業回数は、気候・天候・進行状況などによって変更する場合があります。

1.セミナー概要紹介
2~4.大学構内での野外観察・予備調査
5~7.調査対象の選定・対象生物についての文献調査・研究計画の策定
8~12.実際の調査・研究
13~15.データの解析・まとめ・発表



●成績評価の方法

出席、授業への積極的な参加、調査の成果、発表のうまさなどを総合的に判断して評価します。履修取り下げ制度を採用します。

●教科書

特になし

●参考書

デイビス・クレブス・ウェスト著・野間口眞太郎ほか訳「行動生態学」(共立出版)


●注意事項



●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

 身近な生物を調べるということは、決して楽なことではありません。だいたい、調べ、かつ科学的に研究できそうな「謎」を見つけること自体、極めて難しいことです。基礎セミナーの時間内にこれらがうまくできるかどうか、担当する教員もハラハラドキドキです。
 でも、基本的に生き物を見て「謎」を探すことは楽しい行為です。みんなで売れない?探偵になって気分で、構内をうろつきまわりましょう!
 私自身は、タンポポなどを使って、「まちがった愛」が生物の分布を変えてしまうという現象を研究しています。「タンポポのまちがった愛???」と疑問に思ったら、ぜひ授業に参加してみてください!


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