●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ: 「日経サイエンスで生物を学ぼう」 最新の生物学関連の和論文(総説)を輪読する。 学生、教官交えて意見や感想を述べ、議論を行うことにより、生物学の知識を得ると同時にいろいろな考え方にも触れる。
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●履修条件あるいは関連する科目等
日本語総説の輪読が可能であること。
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●授業内容
毎回1論文についてみんなで輪読し、議論する。論文の選択は最初の1、2回の授業時間に 学生自身が行う。選択した論文のコピーは、それを輪読する前の回までに教官が全員に配る。 本セミナーでは、毎回1論文を輪読する。流れは以下の通り。 (1)まず論文選択者が論文を選んだ理由と内容の簡単な紹介を行う(2分くらい)。 (2)輪読(1人半ページ程度ずつ声に出して読む) (3)輪読の合間に適宜質問タイムをとる。論文の中で分からなかったことについて、 論文選択者に質問する。論文選択者はそれに対して可能な限り答える。 (4)感想タイム。論文選択者以外の人がこれまでの意見も踏まえ、順番に論文に対する 自分の感想や意見を述べる。ここで教官が質問したり、論文選択者を含む他の人にも意見を求めることがある。 (5)論文選択者が、他の資料なども用いてこの論文に対する評価と意見を述べてまとめる。 (6)教官講評。
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●成績評価の方法
論文の理解度、考えのまとめ方、感想や意見の発表のしかた、議論の内容等で総合的に評価する。
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●教科書
日経サイエンス(教官が最初の講義で20冊程度準備する)から選択することを推奨するが、 希望があれば他の科学和雑誌でも可。
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●参考書
紹介する論文の内容に応じて各自で探す。
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●注意事項
生物系の和論文が対象。 物理、化学、地学系の和論文は対象外。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
本セミナーは論文内容の理解を目指すだけでなく、学生同士でさまざまな意見を出し合っていろいろな考え方に触れることも目的のひとつです。各人がさまざまな意見や感想を持っていることは当然ですので、自分と異なる意見であったとしてもそれを頭から否定するのではなく、それを一旦受け入れて理解した上で、さらに高度で実りのある議論を目指してください。
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