●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:理論物理学を学ぶための教材をインターネットで探す。 インターネットや数多く出版されている教科書のなかから、大学レベルの物理学を学ぶための質の高い資料を効率的に探すには、学生どうしの情報交換が不可欠です。この授業では、このような情報交換を進めるとともに、学部1年生向けに書かれた物理数学に関する教材の輪読を行います。
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●履修条件あるいは関連する科目等
履修条件:特にありません。 関連する科目:力学、電磁気学、線形代数学、微分積分学を履修すると、より理解が深まります。
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●授業内容
現代のインターネットでは、各大学のオープンコースウェアや、放送大学教材、講義資料など、大学レベルの理論物理学を学ぶための非常によい教材を探すことができます。また、図書館に行けば、多くの種類の教科書を読むことができます。一方で、出版社による校正の入っていないインターネット上の教材のなかには、解説が不適当なもの、誤解を招くもの、さらには、説明自体に誤りを含むものさえも見受けられます。出版された教科書のなかにも、記述が古すぎて、効率よく勉強するには不適当なものも存在します。インターネット資料、出版された教科書の別にかかわらず、質の高い資料を効率的に探すには、学生どうしの情報交換が不可欠です。
この授業では、古典力学、電磁気学、物理数学、統計力学、量子力学などの分野について、参加者が各自で、大学1〜2年生レベルで自習可能そうなインターネット上の教材を探し、それらの教材で、どのような学習ができそうか、順番に発表していくことで、参加者の間で情報交換を行います。また、インターネット上の教材の良否を判断できるようになることを目指し、さらには、今後、自分たちで見つけ出した教材を自習していく上で基礎となる物理数学の知識をあらかじめ獲得するために、基礎的な物理数学に関する輪読を行います。物理数学の輪読では、以下の内容を勉強します。
・微分・積分と微分方程式 ・行列とベクトル ・ベクトル解析
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●成績評価の方法
努力・意欲、発表能力・内容、討論への参加、レポートにより成績評価します。
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●教科書
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●参考書
「数学:物理を学び楽しむために」田崎晴明著 (インターネット上の教材)
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●注意事項
新しいことが多数でてきますので、参加する学生は是非頑張ってください。欠席すると分からなくなる可能性が高まるので、欠席しないようにしてください。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
高校までの勉強に比べ、大学での勉強はどんどん新しい概念がでてきてワクワクすることになると思います。単に、講義で習うだけでなく、自分たちでも能動的に勉強が進められるようになりましょう。
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