2018年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20180012523

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
藤田 耕史

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
火・5
●対象学部
情(自然・コン)・理・農・工(物工・エネ・マテ・機航・土建・電情)



●本授業の目的およびねらい

セミナーの基本テーマ:「気候変動を読み解く」
「気候変動」を題材に、学問研究に共通する基礎である「調べる」「考える」「伝える」といった能力の訓練を通じ、学問的知識の探求のプロセスと、その面白さを体験する。大学の初年次において、「自ら考える能力」を修得する。また、共同作業を通じた人間的な交流を円滑に行える力を身につける。

●履修条件あるいは関連する科目等

・地球環境問題に対し、問題意識を持っていること。
・主体的に参加できること。
・他者の意見を聞き、グループ作業が可能なこと。

●授業内容

このセミナーでは、IPCC第五次報告書を題材として、気候変動に関するテーマを選び、そのテーマについて報告書を読み解くと共に、関連する情報についてインターネットや文献を調査する。常識とされる事柄についても、様々な意見・見解があることを知ることで、情報に接する際に自ら考える力を養う。セミナーでは、下記に沿った運営をしながら参加者全員で学習する。

1.話し合いを通して、テーマ毎にグループを決め、それぞれのグループでテーマに関する情報収集をおこなう。(「調べる」能力)
2.各テーマについて、グループで集めた情報についての解釈をまとめる。(「考える」能力)
3.教員とTAによる、プレゼンテーションに関するデモンストレーション。
4.各人がそれぞれのサブテーマについて中間的に発表をおこなう。(「伝える」能力)
5.発表に対する討論をおこなう。(「考える」能力)
6.討論を通して明らかになった新たな疑問などに対し、さらなる情報収集をおこない、最終発表に向けてプレゼンテーションを改善する。(「考える」能力)
7.最終発表(「伝える」能力)

<追記事項>
・あらかじめ、「気候変動」に関して興味のあるテーマを2~3考えておくこと。
・自分が興味あるテーマについての書籍に目を通しておくこと。
・学生による主体的な取り組みを求める。
・討論には全員参加すること。


●成績評価の方法

グループの調査、発表に参加しない場合は「不可」とする
意欲:授業への出席状況や、討論への参加状況などを基に判断(50%)
能力:プレゼンテーション資料の準備、発表などを基に判断(50%)

●教科書

IPCC第五次報告書(https://www.ipcc.ch/report/ar5/wg1/)


●参考書

地球温暖化懐疑論批判(http://www2.ir3s.u-tokyo.ac.jp/web_ir3s/sosho/all.pdf)

●注意事項

パワーポイントによる発表を前提としている。オープンオフィスなどでも可。
パ-ソナルコンピュ-タ(PC)が使用できる環境を整えておくことが望ましい。PCの購入が難しい人については相談に応じる。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)




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