●本授業の目的およびねらい
< 光無線通信を例に 文献調査,提案,実験,プレゼンテーションを学ぶ > 光を使って,データや音楽を離れた場所に(宇宙から地上までも)送ることができる「光無線通信」という技術があります.これを例にして,大学レベルの文献調査の方法,新しいアイデアをみつける技法,実際の光無線実験の体験,そして特に専門外の人にもわかりやすくプレゼンテーションするための技術を学ぶことが本セミナの目的です.授業の成果に基づき,中高校生の理系への興味関心を深めるような光無線のデモンストレーションの成果発表会を実施予定です.
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●履修条件あるいは関連する科目等
高校理系の知識があれば,学部不問.好奇心,向上心,自ら考えようという姿勢を歓迎します.理科工作や実験,そして人に何かを教えるのが好きな人が集まることを期待しています.
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●授業内容
基礎講義 光無線通信技術の原理 光無線通信技術の特徴 光無線通信技術の用途 光で音楽/データを無線伝送するデモンストレーション
文献調査 従来行われてきた光無線通信技術のデモンストレーションの調査 調査内容の整理と発表
デモンストレーション実験(グループワーク) グループで行うデモンストレーション実験の内容を検討 デモンストレーション実験の実施・改善 ※ 実験に必要な機材は,授業側で準備します
予備プレゼンテーション(グループワーク) デモンストレーションとスライドによる発表を実施 グループ間で相互評価 改善点の検討
本番プレゼンテーション(グループワーク) 学内外の関係者や中高生等を聴衆として,発表会を実施 中高生の理系への興味・関心を高める発表ができるかが勝負.
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●成績評価の方法
・レポート,発表,授業への寄与に基づいて評価します. ・受講生の自己評価,相互評価も勘案します. ・授業に協力頂く学内外の関係者は,評価には参加しません.
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●教科書
特に無し
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●参考書
授業において適宜助言.
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●注意事項
・グループワークを実施します.欠席すると他の学生に迷惑となるので,皆勤は必須. ・3回目の授業終了までに「履修取り下げ届け」を提出した場合は成績判定は「欠席」
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
この授業では,みなさんに無線通信を学ぶのではなく,科学技術分野の基礎能力を身につけてもらうことを目的としています.担当者は専門分野(無線通信)の研究者であるだけでなく,「アイデアを出して検証してまとめて発表する」という技術においても「プロ」です.担当者がその経験で得た知識や技能を,基礎セミナという少人数教育で伝えていくことを,この授業では大事にしたいと思っています.
自己紹介 研究室のWebページ https://www.katayama.nuee.nagoya-u.ac.jp/ 担当者のWebページ http://www.katayama.nuee.nagoya-u.ac.jp/~katayama/profile.html
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