●本授業の目的およびねらい
テーマ: 雇用・労働問題を通して日本社会の現在を考える。 目的: 雇用・労働問題について、受講生が自らそれぞれの報告テーマを決定し、調べてきて考えたことを、レジュメをもとに報告してもらい、全体で議論します。セミナーの最後に、レポートを提出してもらいます(字数に下限と上限を課します)。これらの作業を通じて、雇用・労働問題からみた日本社会の現在を考えてもらいます。
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●履修条件あるいは関連する科目等
とくにありませんが、十分に調べてきて報告することと、積極的に発言することを期待します。
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●授業内容
1 オリエンテーション 2~3 最近の労働裁判例を読む 最近の労働裁判例を事前に配布して読んでもらい、セミナーの時間を使って、裁判所の判断の論理と結論について議論します。とりあげる裁判例としては、正社員と非正社員の賃金平等が論点となったもの、使用者による労働者の配置転換(配転)の有効性が争われたものなどを考えています。 4~15 受講者(12名を想定しています)の報告 報告テーマの候補となりうるものとして、以下のようなものが挙げられます。 ①過労死・過労自殺、②ワーキングプア、③生活保護、④性差別禁止、⑤非正規雇用、⑥労働時間法改革、⑦AIと労働、⑧兼業・兼職規制、⑨雇用によらない働き方、⑩非正規公務員、⑪障害者就労、⑫解雇・雇止め規制、⑬年齢差別禁止、⑭労働組合の役割、⑮労働法はなぜ守られないのか、⑯ブラックバイト、⑰ブラック企業、⑱外国人労働者、⑲ワークライフバランスなど。 報告を行う場合には、制度や議論状況を十分に調べて整理してもらうことも重要ですが、具体的な問題を解決するにはどうしたらよいのかを提案するようにしてください。
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●成績評価の方法
平常点(70%)及びレポートなどの提出物(30%)により、成績評価を行います。平常点は、セミナー活動への参加意欲、報告とディスカッションのクオリティ、ディベートでの活躍度など、総合的に評価します。セミナーの欠席は減点の対象とします。
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●教科書
とくに指定しません。
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●参考書
参考文献は基本的には各自で探索することを奨励しますが、教員からも適宜アドバイスをします。その場合には、当該文献をNUCTに適宜アップする予定ですので、受講生各自がアクセスして、ダウンロードとプリントアウトしてください。
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●注意事項
成績評価においてセミナーの欠席は減点の対象とします。無断欠席は特に大きな減点となるので注意してください。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
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