2018年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20180011532

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
杉山 康雄

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
月・5
●対象学部
文系・情(自然・コン)・理・農・工(化生・マテ・電情・機航・土建)



●本授業の目的およびねらい

セミナーの基本テーマ:「知的財産権を通して見る日本のバイオ研究-医療問題を中心に-」
医療や創薬におけるバイオテクノロジーの果たす役割を調査して,
1.自らテーマを調査する方法を会得する。
2.調査結果を分かりやすくまとめ,発表する方法を会得する。
3.学術研究と応用研究との繋がりを「知財」的に見る力を養う。


●履修条件あるいは関連する科目等

なし

●授業内容

基本テーマである「バイオ研究」は基礎学術研究の一つであるが,近年,社会に役立つ応用研究が盛んな分野となっている。即ち,バイオ研究は医療分野(人々の健康),農業分野(食糧),そして地球環境分野(生物多様性,温暖化など)における諸問題に関連する。それらは,今後の人類社会が解決を迫られる技術的課題であり,特に医療分野は今後の日本における社会保障制度の在り様にも通じる問題でもある。
そこで,バイオテクノロジー,ゲノム医療,個別化医療,遺伝子診断,創薬,知的財産権などをキーワードにして今何を目指して研究されているかを探る。また,応用研究には知的財産権の知識が不可欠であるので知的財産とは何かを調べる。そして,可能な限り,「社会保障費に占める医療費を削減する方法」を考察する。

1.オリエンテーション:基本テーマの説明,顔合わせ,
2.バイオサイエンスの歴史,知的財産権の歴史についての基礎知識を得る。
3.日本のバイオ研究,特に創薬におけるバイオ研究,遺伝子診断などにおけるバイオ研究について,所轄官庁などのホームページやマスメディアの情報からサブテーマを探す。4.サブテーマの調査,調査結果のまとめ,問題点を進捗状況として話す。
5.サブテーマの調査を継続し内容を充実させる。
6.発表会とまとめ

適宜関連事項のレポート作成を課します。
中央図書館のサテライトラボ・セミナールームなども利用します。


●成績評価の方法

履修取り下げ制度を採用する。
4回以上授業を欠席した場合は「欠席」
出席,レポート,調査への取り組み方,発表の内容と表現

●教科書

なし
特許庁,文部科学省,厚生労働省などのホームページから得た様々なファイルを利用する

●参考書

参考書:バイオテクノロジーの教科書(上下)(レンネバーク著,ブルーバックス,講談社,2014年),人体特許(五十嵐享平著,PHPサイエンス・ワールド,2013年),遺伝子医療革命(コリンズ著,NHK出版,2011年)。

●注意事項

特になし

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

何事にも好奇心旺盛でありたい。
自己啓発,自己研鑽して(しながら)から分からない事を人に聞く。
様々な財産を考える。
知的財産に関する法律による保護を理解する。
様々な時事問題に関心を持ち,自分の意見が言えるようになりたい。
この基礎セミナーでは,文系学部の学生は「科学技術」についての,理系学部の学生は「法律・経済」についての敷居が下がることもねらっています。



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