●本授業の目的およびねらい
本セミナーにおいては、各自が調査対象とする城郭を一つ決め、その城郭の歴史、建築様式、石垣の積み方・石の種類などについて文献・資料にて収集、必要であれば現地において調査し、なぜ、その時代に、その土地に、その様式で築城する必要があったのかについて、自分で考察し、自分の言葉でまとめて発表する。この発表に対して皆で討論を行い、城郭がそこに存在する意味を皆で考える。以上の取り組みを通じて、文理にまたがる幅広い知識を深めると共に、情報を収集整理する力、プレゼンテーションの力、考える力を高めることを目指す。
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●履修条件あるいは関連する科目等
文理にまたがるテーマに興味があること。主体的に取り組むことができること。
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●授業内容
本セミナーでは、受講者が興味を持った城郭を一つずつ選び、文献・資料調査、プレゼンテーション、ディスカッションを通して、アカデミックスキルを磨く。まとめとして、プレゼンテーションとディスカッションの結果をふまえ、最終レポートを作成する。
スケジュール(予定) 【1回目:オリエンテーション】セミナーの主旨についての説明。全体の進め方の説明。参加者の自己紹介。 【2回目:発表対象の決定】各自、発表対象とするお城の決定。資料の収集方法の説明。プレゼンテーションの方法の説明。著作物の引用方法に関する注意など。 【3~14回目:受講生によるプレゼンテーション】一人につき二回づつ発表の機会を設ける。一回目のプレゼンテーション時の指摘やディスカッションをふまえ、よりポリッシュアップしたものを二回目のプレゼンテーションとして行う。 【15回目:まとめと総合討論】 最終レポート提出
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●成績評価の方法
プレゼンテーション、セミナーへの取り組み姿勢、最終レポートによって評価する。 履修取り下げ制度を採用する。
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●教科書
必要に応じて資料を配布する。
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●参考書
街の中で見つかる「すごい石」
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●注意事項
やむを得ない理由で遅刻・欠席する場合は、必ず連絡すること。 履修を取り下げる際は、必ず履修取り下げ届けを提出すること。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
城郭を題材とし、自然と文化をリンクさせるという「文理融合」のテーマを設定しました。新しいことを知ること、人に自分の考えを適切に伝えること、議論し合うことの楽しさを感じていただければと思っています。名古屋城の石垣には多様な石が使われていますが、それがなぜでしょう。名古屋地域の「地質」と「歴史」が関係しています。
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