●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:情報技術を用いた芸術について考える 情報技術を用いた芸術は現在メディアアートと呼ばれる表現分野で一つの流れを作っている.メディアアートにおいては,様々な情報技術やシステムの基本的な仕組みを理解し,芸術と組み合わせることでどのような相互作用を起こし新たな表現を作り出すかを思考することが重要である. 本セミナーでは,技術の意図的な誤用やエラーに注目し,関係のあるメディアアートを紹介しながら実習を行い,情報技術を用いた芸術について考察する.
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●履修条件あるいは関連する科目等
履修条件:芸術に関する経験は問わないが,芸術鑑賞や芸術作品制作手法に興味があるとことが望ましい.また,コンピュータの基本操作ができると実習がスムーズに行える.
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●授業内容
情報技術を用いたメディアアートを紹介し,それらを情報技術と芸術の観点から考察する.また,情報技術や機器にエラーや誤用が起きた場合について,どのような新たな意味が生まれ得るのか,小レポートと制作実習を通して議論していく.具体的には,前半の授業ではメディアアートを中心に現在の情報技術と芸術の関係について講義形式で考察を行い,後半では実際に作品制作を行う.最終講義では各自の作品を提出/発表する. 受講の際には,メディアアートについて簡単に調べておくことが望ましい.
1.はじめに,講義の説明 2.情報技術と芸術,メディアアートについて 3.技術の意図的な誤用,エラーについて 4.情報の改変について 5.デジタル情報の汎用性について 6.作品を作ることについて 7.作品を展示することについて その他,作品制作実習を行う.
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●成績評価の方法
授業への参加度(平常点),不定期に行う小レポート,作品制作. 履修取り下げおよび「欠席」評価と「F」評価の取り扱いについては「注意事項」を確認すること.
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●教科書
使用しない.随時授業内で参考資料等を紹介する.
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●参考書
必要に応じて授業内で紹介する.
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●注意事項
レポート,課題制作等は授業時間外にも作業が必要な場合がある. 本講義では履修取り下げにあたり,履修取り下げ届を必要としない.最終レポート,もしくは,作品を提出しない場合に「欠席」とする.出席日数が不足する場合は,最終レポート,もしくは,作品を提出しても「F」となることがある.
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
アート作品を制作したことがない方でも問題ありませんが,作品を鑑賞することや制作することに興味のある方が受講すると楽しいと思います.
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