●本授業の目的およびねらい
私たちは、歴史的な文書を確実に後世に残して、将来の社会や人々に対する説明責任を果たすという、日本がおろそかにしてきた問題と、正面から向き合うべき時代に生きている。アーカイブズ学とは、アーカイブズ(記録史料)の管理、成立・構造・伝来、教育・普及などに関する研究から構成されており、歴史学、社会学、情報学など既存の学問分野と連携しつつ、独自な領域をもつものである。このアーカイブズ学の基礎を学ぶことにより、社会における文書史料の利用方法や、行政機関や企業おける情報公開・文書資料閲覧のサービス部門や文書管理部門の業務に役立つ知識を修得することを目的とする。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。
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●授業内容
1.講義を始めるにあたって 2.アーカイブズとは何か 3.アーカイブズの保存と整理の基本原則 4.アーカイブズへ行ってみよう―大学文書資料室― 5.アーカイブズを読んでみよう①―教育史― 6.アーカイブズを読んでみよう②―日本近代史― 7.前近代のアーカイブズ―古文書実習― 8.前半のまとめ 9.世界の文書館の歴史と現在 10.日本の文書館の歴史と現在 11.公文書管理法①―概要と意義― 12.公文書管理法②―問題点と課題― 13.公文書の公開とその制限 14.アーカイブズの活用―歴史展示― 15.まとめ
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●成績評価の方法
基本的には期末に提出してもらうレポートによって評価するが、出席状況によってその評価が下がる可能性がある。
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●教科書
特になし。
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●参考書
授業で適宜紹介する。
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●注意事項
特になし。
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●本授業に関する参照Webページ
http://nua.jimu.nagoya-u.ac.jp/
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
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