●本授業の目的およびねらい
農の科学は人類の食、環境、健康にかかわる総合科学である。本講義では、人類の食を支える農が、これまでにどのように発展過程をたどり、今後どのように進化していくべきかを、生物学的観点から解説する。また、食品の栄養や機能性、安全性などが農とどのように具体的にかかわっているかについても考える。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。
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●授業内容
・野生動物の家畜化と品種改良1(自然選択、人為選択、家畜の種類) ・野生動物の家畜化と品種改良2(自然選択、人為選択、家畜の種類) ・品種改良に必要な遺伝学的基礎知識1(メンデルの遺伝法則、連鎖、遺伝マーカー、等) ・品種改良に必要な遺伝学的基礎知識2(遺伝子量補償、刷込み遺伝子、量的形質遺伝学) ・遺伝・育種学の食への応用(クローン動物、家畜品種鑑定、食肉偽装問題) ・遺伝・育種学の健康増進への応用(実験動物、比較ゲノム学、オーダーメイド医療) ・食料供給の現状(食料自給率、バイオ燃料、飼料用穀物) ・栄養素の代謝(糖質、タンパク質、脂質) ・栄養素各論(ビタミン、ミネラル) ・食生活と健康(肥満、糖尿病、栄養調査) ・機能性食品の現状(特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品) ・食による遺伝子への影響(DNAメチル化、胎児期栄養 ・全体のまとめ
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●成績評価の方法
履修取り下げ制度を採用する。 6回以上授業を欠席した場合、レポートを提出しない場合は「欠席」とする。 小テストや出席点を加味した平常点(50%)と2回のレポート点(50%)により成績評価する。
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●教科書
特になし。プリントを配付する。
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●参考書
特になし。
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●注意事項
授業開始15分以降の入室は「欠席」とする。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
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