●本授業の目的およびねらい
現代社会は大きな構造変動期を迎えており、とくに集団と個人の関係や距離に大きな変化が現れている。本講義では、社会学がこれをどのようにとらえてきたか、理論的発想を学びながら、産業、組織論、都市化、家族、教育・階層、環境問題などの分野やトピックを通してみていく。社会学入門をかねて、現代社会のありかたを考える場としたい。問題を理解しやすくするために、適宜視聴覚教材を用いるとともに、小レポートを課して、聴講者が積極的に考えコメントする機会を設けたい。
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●履修条件あるいは関連する科目等
とくになし。
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●授業内容
以下のような内容で進めていく。
1.社会学の考えかた 1)行為と他者理解 2)集合性と社会階層/組織と社会システム 2.産業と組織 1)社会的分業と組織 2)日本的経営の変容と集団 3) 組織のネットワーク化とは 3.都市化と地域 1)都市化と社会移動 2)コミュニティと下位文化 3)都市危機とグローバル化 4.家族とジェンダー 1)家族の形態と機能 2)近代家族と性別役割分業 5 教育と社会階層 6.環境問題と社会的ジレンマ 7.まとめ
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●成績評価の方法
平常点(40%:小レポート)と期末試験(60%)による。
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●教科書
とくになし。
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●参考書
授業中に適宜紹介する。
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●注意事項
聴講者数が多くなるので私語は控えること。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
現代の社会問題に関心をもっているが内容や勉強のしかたがよく分からない、社会学的アプローチの初歩について学んでみたいという人に向いています。
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