●本授業の目的およびねらい
「セミナーのテーマ:社会選択について考える」 民主主義社会における意思決定の仕方として多数決がある.しかし多数決は票の割れに弱いという性格を持ち,多数の主体が存在する場合における意思決定は古来からの問題の一つである.そしてこの問題は近代,アローの不可能性定理により新展開をみせるにいたった.このセミナーではこの多数の主体が意思決定する場合の問題点について考察していく.日頃行われる集団的意思決定の難しさについて理解することを目的とする.
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし.
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●授業内容
下記に記した教科書を用いる.各ゼミ履修者には担当箇所を割り当て毎回一人,プレゼンしていただく.プレゼンにあたってはレジュメあるいはパワポなどを用いてゼミ生全員に理解できるように丁寧に発表することが必要である.また事前に該当する教科書の章について全員に読んできていただき,その内容について議論をして理解していく.議論は次のように進行していく.
1.問題の出発点 2.正しい選択への確率的接近 3.ボルダルールの優越性 4.政治と選択 5.ペア比較の追求 6.社会厚生
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●成績評価の方法
授業での各学生のプレゼン,レポート,及び発言などに基づいて総合的に評価する. 履修取り下げ制度を採用する.
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●教科書
『社会選択理論への招待』投票と多数決の科学,坂井豊貴著 ISBN:978-4-535-55754-3
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●参考書
特になし.
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●注意事項
特になし.
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
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