●本授業の目的およびねらい
マルクス、ケインズ、カレツキの流れを汲む政治経済学のアプローチにもとづき、資本主義経済の基礎理論、および現代資本主義の構造変化について解説する。資本主義経済の仕組みについての基礎的分析力を養うことを目的とする。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。
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●授業内容
1 経済学とはどのような学問か 2 経済学の基礎概念(1)――資本主義経済の基本的構造 3 経済学の基礎概念(2)――国民所得、需要と供給 4 三つの資本主義観(1)――セイ法則と新古典派の見解 5 三つの資本主義観(2)――ケインズのセイ法則批判 6 三つの資本主義観(3)――マルクスのセイ法則批判 7 資本‐賃労働関係と資本主義的生産(1)――労働力の商品化 8 資本‐賃労働関係と資本主義的生産(2)――剰余価値の生産 9 資本‐賃労働関係と資本主義的生産(3)――資本の循環 10 価値と価格(1)――使用価値と交換価値 11 価値と価格(2)――価値と生産価格 12 価値と価格(3)――現代寡占経済における価格決定:カレツキの「独占度」理論 13 貨幣と信用(1)――貨幣の機能と性格 14 貨幣と信用(2)――ケインズの「生産の貨幣理論」 15 貨幣と信用(3)――内生的貨幣供給理論
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●成績評価の方法
期末試験により評価する。履修取り下げ制度を採用しないので、期末試験を受験しない者は「欠席」となる。
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●教科書
宇仁宏幸・坂口明義・遠山弘徳・鍋島直樹『入門社会経済学――資本主義を理解する〔第2版〕』ナカニシヤ出版、を教科書として使用する。参考文献については、講義中に指示する。
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●参考書
参考文献については講義中に指示する。
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●注意事項
特になし。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
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