●本授業の目的およびねらい
水惑星といわれる地球の表面でも水の分配が不均一であることを知り、大気と水の循環のなかで、どのように世界の降水分布が形成され、乾燥地が存在するのかを理解する。 スライド・ビデオを用いて、乾燥地のさまざまな景観をみて、そこにある植生と気候が大気と水の循環のなかでどのように形成されているかを推察する観察眼を養う。世界のさまざまな自然の成り立ちを、気候学・水文学・地形学・土壌学・植物生態学などの多様な地球科学的視点から総合的にとらえる見方を身につける。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。
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●授業内容
授業の主要なテーマは以下の質問に関係しており、これらに簡潔に答えられることを目指す。さらに一歩進んで、教科書各章末にある課題に答えられることを目指す。
1. 砂漠を見たことがありますか 2. 砂漠とはなんですか 3. 砂漠はどこにあるの 4. 砂漠はどうしてできるの 5. 砂漠はなにでできているの 6. 砂漠はどんなところ 7. 砂漠は昔からあったの 8. 砂漠化とは 9. 砂漠化は気候に影響するの
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●成績評価の方法
授業前に教科書で自習し質問を箇条書きにした質問票を提出する。授業のなかで自分自身の質問の解答を得る。成績評価は質問表(50%)とレポート試験(50%)で行う。レポート課題は教科書各章末の課題から出題する。レポート試験未受験者は欠席とする。
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●教科書
篠田雅人(2016)『砂漠と気候 増補2訂版』成山堂
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●参考書
篠田雅人(1995)『神々の大地アフリカ』古今書院 篠田雅人編(2009)『乾燥地の自然』古今書院
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●注意事項
できれば地図帳を用意すること。高校・中学の地理の授業で使ったものでよい。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
本講義は文系学生のために行っていた授業内容ですので、高校程度の理系的な知識(物理学・生物学)があれば理解できます。
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