●本授業の目的およびねらい
現代に生きる子どもたちは、様々な心の健康課題を抱えていると言われている。このような課題に対して、我々はどのような支援ができるだろうか。本講義では、この問いに心理学がどのように取り組んできたのかを体系的に学ぶ。また、自らの子ども体験を振り返りながら各自の考えを深め、これから社会の一員として子どもを守り育てる担い手となる際に必要な意識を高める。
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●履修条件あるいは関連する科目等
本講義のテーマに関心があり、自らの体験や考えを振り返ることに抵抗がないこと。
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●授業内容
以下のテーマについて取り上げる。具体的な支援の実践事例の紹介や、実践の体験活動も含む予定である。各授業の前に、教科書の関連部分について熟読しておくこと。 ・子ども支援の歴史と現状 ・子どもという存在についての心理学的理解 ・子ども支援の方法 ・子どもが抱える心の健康課題とその支援の実際
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●成績評価の方法
各授業で実施するミニレポート(30%)、期末レポート(70%)。期末レポートを提出しない場合は、単位を認定しない。また、授業時間外の学習活動(研究参加や研究会への出席、特別課題レポートの提出などから選択)が単位取得に必須となる。
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●教科書
「事例から学ぶ児童・生徒への指導と援助」庄司一子(監修)、杉本希映・五十嵐哲也(編著)、ナカニシヤ出版、ISBN:9784779509650
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●参考書
授業中に適宜紹介する。
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●注意事項
心理学を学ぶ上で、先行研究で得られた知見に触れるだけでなく、実際の実験や調査に参加し、データ収集の現場を体験することが大変重要かつ有用である。よって、授業時間外にそれらに参加することを期待する。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
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