●本授業の目的およびねらい
一般的な教科書を用いて国際政治学の基本事項を総ざらい的に学習する。国際化やグローバル化とは、ヒト、モノ、カネ、情報の国境をこえた移動が加速していることと、そこから生じる一連の現象である。このとき、一国の富と安全の水準は国内に存する人口、資源、技術、資本だけでは決定されず、協力や対立といった他国との関係にも依存する。ここから必然的に、ウェストファリア体制と呼ばれる主権国家システムに対する洞察が重要になってくる。すなわち、その在り方次第で、二度も世界大戦が勃発したり、国際貿易・通貨体制が発展したり、共産国や開発途上国との摩擦が起きたりしてきたのである
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●履修条件あるいは関連する科目等
特になし
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●授業内容
1:「国際政治学を学ぶ」・「さらに国際政治学を学ぶために」 2:「主権国家の誕生」・「ナショナリズムと帝国主義の時代」 3:「第一次世界大戦」・「第二次世界大戦」 4:「冷戦」 5:「パワーと国益」・「対立と協調」 6:「支配と従属」・「規範と制度」 7:「安全保障」・「核」 8:「国際政治経済」・「国際政治における文化」 9:「政治体制」・「人権と民主主義」・「対外政策決定過程」 10:「外交交渉」・「国連の役割」 11:「地域主義」・「脱国家的主体」 12:「新しい戦争」・{国連PKO,人道的介入,平和構築」 13:「グローバリゼーション」・「開発援助」 14:「地球環境問題」・「科学技術とエネルギー」
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●成績評価の方法
・成績評価の比重は、定期試験70パーセント、レポート30パーセントとする。 ・学期途中で履修の意思がなくなった場合,履修取り下げ届を提出する必要がある
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●教科書
村田晃嗣、君塚直隆、石川卓、来栖薫子、秋山信将、『国際政治学をつかむ 新版』、有斐閣、2015年。 978-4641177222
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●参考書
特になし
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●注意事項
特になし
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●本授業に関する参照Webページ
http://www.qinoshita.com
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
肩肘張らずに、国際政治学の全体をざっと眺めましょう、といった感じの授業にするつもりです。
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