●本授業の目的およびねらい
スペイン語は三億人以上の人々によって話されている言語であり、国際化著しい今日の社会を舞台にめざましい活躍が期待される皆さんにとって、これを習得することは大変に有益なことと思われる。本授業においては、スペイン語の基礎文法を学ぶと共に、日常生活や旅行等に必要な簡単な会話を身につけるべく、様々な教材を用いて多角的に学習を進める。テキストおよび映像による教材はスペイン及びラテンアメリカ諸国に関する情報を豊富に含むものであり、その雰囲気、文化、歴史等に対する学習者の興味を喚起することは間違いない。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特にありません。初心者を基本的に対象としますが、かつて学んだことがあるがあらためてもう一度スペイン語を学びたいという人も歓迎します。
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●授業内容
第1課 : スペイン語の文字と発音。アクセント。あいさつ。名前の尋ね方、答え方。 第2課 : 名詞の性、数。数詞。形容詞。冠詞。コーヒーなど、飲み物の注文。 第3課 : 主格人称代名詞。動詞の規則活用。否定文・疑問文。一般動詞を用いた文章の構成。住んでいる場所の尋ね方、答え方。何を勉強しているか尋ね、答える。 第4課 : hacer, ver, salir など不規則動詞の活用。hacer を用い、何をするか、週末をどうやって過ごすか尋ねる。 第5課 : ser動詞の活用と用法。さまざまな形容詞を用いた表現。出身の尋ね方、答え方。 第6課 : ser を用いた時間の表現。日付の言い方。指示形容詞。数詞。時間の尋ね方、答え方。誕生日を尋ねる。 第7課 : estar 動詞の活用と用法。hay を用いた存在文。hay とestar の相違。場所を尋ねる。状態を尋ねる。 第8課 : querer動詞の活用と用法。何がほしいか、尋ねる。何をしたいか、尋ねる。何になりたいか、尋ねる。
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●成績評価の方法
1.出席状況(30%)2.学習に向かう姿勢(10%) 3.提出物と試験(60%) 履修取り下げ制度を使用する。
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●教科書
Hola! Que tal? 朝日出版社 辻本千栄子著
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●参考書
辞書:例えば『現代スペイン語辞典』白水社など。 授業時にプリント等を配布する。
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●注意事項
辞書に関しては、上記の『現代スペイン語辞典』に限るものではない。スペイン語を学習する上での各々の意図に応じて、あるいは好みに沿って選んでください。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
*授業時には辞書を携帯し、熱意を持って学習に臨むことを期待する。
スペイン語の読み方は、所謂ローマ字読みであり、日本人にとってはさほど難しいもの ではない。特別な読み方は、ほんの数種類に過ぎない。またあまり発音を気にしなくと も、ネイティブの人々に理解してもらえる。そういった意味では、我々にとって比較的近 づき易い言語と言えよう。主語を省くことができ、語順にも柔軟性がある。名詞に性があ ること、形容詞が後置されることなどは、英語と異なっている。また表現する際の発想に おいては、英語に比べると、より日本語に近いように思う。 スペインは世界遺産の多い国として知られている。イスラム支配の影響もあり、ヨー ロッパの中でも際立って個性的な文化を育んできた。造形に優れた民族であり、殊に近代 においてはピカソ、ダリ、ミロといった優れた芸術家を輩出している。建築家ガウディ も、また、彼が設計し今も建築途上の大聖堂「サグラダ・ファミリア」も大変に有名であ る。音楽の分野でもグラナドスやタレガといった作曲家、イエペス、セゴビアといった世 界的な演奏家を生んできた。絵画、音楽、建築に興味を持つ人々にとっては興味の尽きな い国であろう。サッカーファンは、レアル・マドリードやバルサの国として親しみを感じ るはずである。また、アルモドバル、アメナバルといった新しい感性を持った監督による 映画作品も世界の注目を集めている。 ラテンアメリカ諸国は、成熟途上の国特有の魅力に満ちた社会を有している。そこには 神秘的な自然と、日本に住む我々の想像を超える現実が存在している。その経済・政治に 興味を抱く人は多いであろう。音楽、文学といった文化の面でも、多様な展開を見せてい る。スペイン語を学ぶことは、こうした魅力的なスペインやラテンアメリカ世界に近づく 確実な一歩となるはずである。
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