2013年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20130015339

●科目区分
文系基礎科目

●科目名
法学
●主担当教員名
古川 伸彦

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
金・3
●対象学部
工学部



●本授業の目的およびねらい

私たち人間は,文明的な社会生活を営むにあたって,紛争が起きたとき,殴り合いより話
し合いで解決する道を選んだ。その話し合いの道具の一つが,法律である。法律といって
も,たくさんの種類があるが,本講義の対象とする刑事法は,何が犯罪となるのか,それ
に対してどのような刑罰が科されるのか,どうやってその犯人を決めるのか,などのルー
ルを定めるものであり,一言でいえば,ある人を処罰するか否か,という人生の一大事を
決める道具である。本講義は,この道具の「取扱い」について,共に考えるものである。

●履修条件あるいは関連する科目等

刑事法に関する事前の知識は不要であるが,刑事法を考えることへの興味は必要である。

●授業内容

罪と罰~刑事法の世界~

本講義の基本的な進行は,刑事法の諸相について解説を行ったうえで,関連する現実的な
問題を題材とした映画を鑑賞し,その次の回に即日レポートを作成・提出する,という流
れになる。解説と映画の内容を踏まえて,レポートの回までに各自で自由に調べたり考え
たりしてもらうため,レポートのテーマは当日に公表し,他方,持込み物に制限は設けな
い(ただし,通信可能な電子機器を除く)。なお,大型の六法は不要であるが,小型の六
法(たとえば,『ポケット六法[平成25年版]』〔有斐閣〕など)の持参を推奨する。

第1回     イントロダクション
第2回     刑事事件の裁判手続
第3・4回   映画鑑賞『それでもボクはやってない』
第5回     即日レポート1
第6回     裁判員制度について
第7・8回   映画鑑賞『事件』
第9回     即日レポート2
第10回    刑法の解釈と適用1
第11回    刑法の解釈と適用2
第12・13回 映画鑑賞『休暇』
第14回    即日レポート3
期末定期試験  教養教育院の指定する日時・教室(掲示に注意)※論述式;持込み不可

●成績評価の方法

即日レポート3本(各20点満点)および期末定期試験(40点満点)の合計点による。
ただし,レポートを2回以上不提出の者および試験を受験しなかった者は「欠席」とし,
レポートを2回以上提出し,かつ試験を受験した者についてのみ成績評価の対象とする。

●教科書

特になし。

●参考書

必要に応じて講義中に言及する。

●注意事項

レポート・試験のいずれか1つでも欠くと,単位取得は困難になることに注意されたい。
即日レポートにおいて,いわゆる公欠は,忌引き,伝染病罹患・入院,天災,交通機関の
事故・ストライキのいずれかの事由に当たる場合のみ,証明書類またはその写しの提出を
条件として認め,事情解消後の提出を許可するが,得点に2分の1を乗ずる扱いとする。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

大学は「学問の府」である,といわれる。学問とは,自ら「学」び「問」うことである。
そして,自ら「問」うとは,正解を教えてもらうのを待つのではなく,自分で調べたり考
えたり,または他者へ向けて意見を発表し,批判を仰ぐ,という作業を指している。そも
そも法律学の世界においては,正解というものが存在しない。受講者は,それにとまどう
かもしれません。しかし,だからこそ自ら「学」び「問」いつづける,という営為が意義
をもつのである。本講義が,学問の面白さを感じ取る一助となれば,大変うれしく思う。


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