●本授業の目的およびねらい
I have been studying 'grammar' along the line of an approach which has deliberately and elegantly put aside the very difficult question of how we define the English language. そんな私が掲げる本授業の目的は、「『コミュニケーション』をしながら『英語』へのかたよった思い込みを減らすこと」である。
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●履修条件あるいは関連する科目等
なし
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●授業内容
この授業では、ウェブ上の音声ファイルを利用する。 アメリカの Public Radio International (PRI)というラジオ局の番組、The Sound of Young America の音声ファイルが第一候補である。実際に放送された回タイトル等の情報として、 Weird Al Returns: Jun 25, 2011 Phil Collins: The Song That Changed My Life: Mar 06, 2011 Daryl Hall: Feb 04, 2011 といったことがある。 英語による口頭コミュニケーションの練習の中心に「人間シャドーイング」という方法を据える。これはグループワークである。各グループのメンバーは次の三つの役割を分担する。(1)テキストを朗読する(2)それを聞いてまねる(3)両者のアイコンタクトをチェックする。特に、(1)を担当する場合に注意が必要である。相手がついてこられるよう様子をうかがいながらスピードを調整して読まなければならない。この練習を繰り返すことによって、リーディング、スピーキング、リスニングの三つの技能の統合を目指す。
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●成績評価の方法
対面授業に関しては、1)授業中の取り組み、2)授業時間外の取り組み、3)学期末の課題、の三つの点で評価する。
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●教科書
なし
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●参考書
なし
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●注意事項
対面授業に加え、課外学習として、英語(コミュニケーション)用「ぎゅっとe」リスニングを課し、その消化率に基づく評価を授業全体の評価の20%とする。また、TOEFL-ITPの成績(Listening、Structure)の評価を30%とする。5回以上欠席をした場合、「欠席」の評価がつく。履修取り下げ制度は採用しない。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
英語を自らの中に取り込む作業を継続することなしに、英語によるコミュニケーションを有意義なものにすることは望めない。この作業には文字情報の利用が有効である。文章を読む際の工夫として、「3色ペンの英読術」という方法を紹介する。これには、ねらいが三つある。1)読んでいる英文の中で個人的に「魅かれる」表現を探す。2)述べられている内容の客観的な理解を向上させる。3)「自分にとって」大事で、じっくり取り組むに値する表現を探す、ということである。 また、語彙力アップに役立ててもらえるよう、「書き込み辞書ノート」という方法を紹介する。これは、英英辞典で調べた語義と用例を、アルファベット順のページ割りをしたノートに書き写していくというものである。当然ながら写しただけで頭に収まるものではない。後で見直した時の助けにするため、その語句が実際に出ていた前後の部分も写しておく。ここには、英文読解の練習時に「英語で」考える習慣を強化するというねらいもある。
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