●本授業の目的およびねらい
第I期(1年前期)スペイン語1と2は,スペイン語の基礎的な理解力および運用能力の養成を目的とする。 スペイン語1と2両科目の連繁を強化し,同一の教科書を用いて二人の教員が連繋し集中的に講義を行う。学習初期の比較的短い期間のうちに,特に基礎文法を中心にスペイン語の全体像をまず学習者に与えることが第I期の目的である。
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●履修条件あるいは関連する科目等
このクラスは工学部1年S1クラスである(同一時間帯3クラス開講)。 クラスの組み合せは以下の通りである(スペイン語1授業と2授業の連繋)。 スペイン語1・水戸(月曜2限)-スペイン語2・川田(水曜2限)
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●授業内容
スペイン語1・2 同一の教科書「エクセレンテ!」を用いて,スペイン語1とスペイン語2両科目二名の教員が連繋し授業を担当する。したがって週二回,同一教材による授業が行われることになる。 主要な学習内容は以下のとおりである。 第1課 発音 文字の発音と名称 アルファベット 母音 子音 アクセントの規則 第2課 単語:変化する語・変化しない語 名詞「男性名詞と「女性名詞」 単数形と複数形 第3課 主格人称代名詞 SERとESTAR 形容詞 指示詞 文法性と数の一致 第4課 動詞SERの応用:肯定・否定の疑問文-否定文 疑問詞 時の表現A 所有形容詞 第5課 動詞ESTARの応用 前置詞/副詞 hay存在文 比較級と最上級I(規則形) 以上で、名詞・形容詞系の変化の基礎の学習を終える。 *第5課終了をめどに中間テストを行う。 第6課 動詞の種類 直説法現在:規則変化 時の表現B 直接目的語・代名詞の用法・語順 第7課 間接目的語:代名詞の用法・語順 間接目的語を伴う動詞 動詞gustar直説法現在 不規則変化の分類 不規則A)型:特別な変化 第8課 再帰動詞 代名詞の再帰用法(再帰動詞)se受け身・一般人称 不規則変化B)型 以上で、動詞と目的格代名詞の用法の基礎を終了する。
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●成績評価の方法
1)出席:原則として、欠席が3回を超えないこと(以下の3点の前提条件)。 2)中間テスト(第4課までを予定):40% 3)期末試験:50% 4)平常点(授業時の課題・宿題等):10% なお履修取り下げ制度を採用する。
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●教科書
朝日出版社「エクセレンテ!初級スペイン語教本」
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●参考書
西和辞典。別冊「文法補遺・単語集」。
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●注意事項
川田教員のクラスは工学部・S1クラス、同一時間帯(水2)水戸教員は工学部・S2クラスである。教養教育院前の掲示などの連絡に注意すること。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
《辞書について》 西和辞書を必ず授業時に用意してください。 最初のスペイン語の辞書は書籍の形態のものをお勧めします。 和西辞典と電子辞書については、「スペイン語3」で説明します。 いくつかスペイン語の辞書が発行されていますが、入門者にはある程度語彙数のある中辞 典規模のものがよいということが一般に言えます。あまりに小さい辞書は、探している語 が見つからなかったりしてむしろ使いにくいです。 ここでは学習者がよく使用する辞書をいくつか紹介します。 *「プログレッシブ スペイン語辞典 第2版」(小学館 2000年) 見出し語を2万5000語に抑え、そのすべてに発音記号とカナ発音を併記。また重要語 3500には対応する英語を表示するなど、対象を実用語としてのスペイン語を求める学 習者に絞っている。巻末には簡単な和西辞典と旅行会話集も添えられている。 中辞典クラスには以下のものがあります。 *「現代スペイン語辞典 改訂版」(白水社 1999年) 見出し語は4万6500語。アルファベット配列に西和辞典としては初めてスペイン・ア カデミアの新方式を採用。2色刷り。用例の解説に優れる。 *「クラウン西和辞典」(三省堂 2004年) 見出し語5万2000語。フルセンテンスの用例が豊富。 *「プエルタ新スペイン語辞典」(研究社 2006年) 見出し語は4万2000語。図版や写真多。スペインおよび南北両大陸の様々なインフォ ーマントから日常の用例を豊富に収録。 *「小学館西和中辞典第2版」(小学館 2007年) 見出し語8万語で類書中最多。重要語2000語が大見出しになっている。詳細 な専門用語集が囲み記事になり、百科事典的要素も兼ね備えている。
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