2012年度 シラバス情報詳細

●時間割コード
20120011254

●科目区分
言語文化Ⅰ

●科目名
スペイン語1
●主担当教員名
R.Figueroa

●単位数
1.5単位

●開講時期
Ⅰ期
月・2
●対象学部
工学部S3



●本授業の目的およびねらい

第I期(1年前期)は,スペイン語1・2両科目の二人の教員が連繋し集中的に講義を行い,初期の比較的短い期間の内に,特に基礎文法を中心としたスペイン語の全体像を先ず学習者に与えることが目標である。したがって,この入門段階で,1と2の内容の差異を明確にすることは困難であるが,学習内容を応用した演習や視聴覚機材を用いた関連事項の詳解などを可能な限り行いたい。

●履修条件あるいは関連する科目等

このクラスは工学部・1年S3クラスである(同一時間帯3クラス開講)。
クラスの組み合せは以下の通りである(スペイン語1授業と2授業の連繋)。
スペイン語2・非常勤(水曜2限)-スペイン語1・非常勤(月曜2限)

●授業内容

スペイン語1・2
同一の教科書「エクセレンテ!」を用いて,スペイン語1とスペイン語2両科目二名の教員が連繋し授業を担当する。したがって週二回,同一教材による授業が行われることになる。
主要な学習内容は以下のとおりである。
第1課
発音 文字の発音と名称 アルファベット 母音 子音 アクセントの規則
第2課
単語:変化する語・変化しない語 名詞「男性名詞と「女性名詞」 単数形と複数形
第3課
主格人称代名詞 SERとESTAR 形容詞 指示詞 文法性と数の一致
第4課
動詞SERの応用:肯定・否定の疑問文-否定文 疑問詞 時の表現A 所有形容詞
第5課
動詞ESTARの応用 前置詞/副詞 hay存在文 比較級と最上級I(規則形)
以上で、名詞・形容詞系の変化の基礎の学習を終える。
*第5課終了をめどに中間テストを行う。
第6課
動詞の種類 直説法現在:規則変化 時の表現B 直接目的語・代名詞の用法・語順
第7課
間接目的語:代名詞の用法・語順 間接目的語を伴う動詞 動詞gustar直説法現在
不規則変化の分類 不規則A)型:特別な変化
第8課
再帰動詞 代名詞の再帰用法(再帰動詞)se受け身・一般人称 不規則変化B)型
以上で、動詞と目的格代名詞の用法の基礎を終了する。

●成績評価の方法

1)出席:原則として、欠席が3回を超えないこと(以下の3点の前提条件)。
2)中間テスト(第4課までを予定):40% 3)期末試験:50%
4)平常点(授業時の課題・宿題等):10% なお履修取り下げ制度を採用する。

●教科書

朝日出版社「エクセレンテ!初級スペイン語教本」

●参考書

西和辞書。別冊「文法補遺・単語集」

●注意事項

水戸教員のクラスは工学部・S1クラス、同一時間帯(月2)加納教員は工学部・S2クラスである。教養教育院前の掲示などの連絡に注意すること。

●本授業に関する参照Webページ



●担当者からの言葉(Webページのみ表示)

EXCELENTE!(すばらしい!)教科書のタイトルは、授業中、優れた回答へ教員
が与える称賛の言葉です。スペイン語の大学における科目としての位置づけは、この約1
0年の間に大きく変化し、その間、文系から理系まで多様な専攻の受講生に対して、どの
ようなカリキュラムで何を到達目標とした授業を行うかについて、様々な試みが行われて
来ました。現在、スペイン語は、あらゆる分野の学生が選択すべき外国語の一つとして、
多くの大学で、週2回の授業で30週1年間学ぶというカリキュラムで開講されておりま
す。
また、国際化の一層の進展に伴うキャンパスや地域社会の多言語化や、飛躍的に向上した
インターネット等、スペイン語メディアへのアクセス環境の変化をも考慮する必要があり
ました。
これらに対応すべく、本書は次の二つの基本方針によって編集されています。
 1)スペイン語の基本文法を一通り網羅する。
 2)ニュース朗読原稿程度の平易な時事文やエッセイを扱うことを到達目標とする。
一方、本書は会話をスキットの形では扱っていません。コミュニケーションの基礎は質問
と答え、一問一答の積み重ねであることから、疑問詞と各課で学ぶ動詞を用いた疑問文と
答えの対話文を特に前半の部分において多数収録しています。これらの例文は様々な場面
への応用が可能であるでしょう。
さらに、この教科書は、文法を障害物として回避するのではなく、学習者に正面から取り
組んでもらうことを目指しました。実際、スペイン語が語形変化の多様な言語であり、入
門段階の学習の中で動詞の変化が大きな割合を占めることは認めざるを得ません。しかし
ながら、「文法」と「実際のスペイン語」の関係を、少数の「基本則」対「派生」という
観点から全体を見れば、スペイン語の学習が迷宮の中の労力の浪費といったものでは決し
てないことが明らかになるでしょう。この点、本書の構成は「骨太の方針」を「硬派」の
姿勢で貫いています。(教科書まえがきより)
辞書については、「スペイン語2」で説明します。


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