●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:「ことばの世界に浸る」 「ことばの世界に浸る」を総合テーマとし、「ことばの観察」と「ことばの学習・教授」を扱う。しかし、この授業で扱うのは言語学そのものや言語教育学そのものではない。 1)問題を発見する能力、2)それを分析する能力、3)分析結果をレポートする能力、4)レポートされた内容に関して討論する能力、5)言語学習能力などの涵養に重点を置きたい。
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●履修条件あるいは関連する科目等
毎回授業に出席できる人。ただし、前期において小坂担当の「基礎セミナーA」を受講した人はこの授業には参加できません。 附属高校生2名まで受入可能
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●授業内容
授業の進め方: 1)第1回目〜2回目: 全般的な説明(教員から)、分析例に関する講義(教員から)などを行う。 2)第3回目〜7回目: 授業を前半(約45分)と後半(約45分)に分ける。授業の前半は毎回3〜4人の受講者に、それぞれののテーマの分析結果についてレポートしてもらい、全員で討論する。授業の後半はTPR(全身反応教授法)という教授法を体験して、言語学習・言語教授について考える(今学期は「フランス語」を扱うが、受講者がフランス語学習者である必要 はない)。 3)第8回目〜11回目: 授業を前半(約45分)と後半(約45分)に分ける。前半は上記2)における前半の続きを行う。授業の後半はCLL(コミュニティ言語学習法)という教授法を体験して、言語学習・言語教授について考える(ここでも、ターゲット言語として「フランス語」を扱う)。 4)第12回目〜14回目: これまでの議論の結果を踏まえて訂正や付け加えを行った結果の再レポートをしていただく。 5)第15回目:最終レポートの提出と面談
注意点: 1)この授業は言語学の知識を問うものではない。むしろ、むしろ独自の新しい発想の展開(発想の転換)を歓迎する。自由な発想でレポートしていただきたい。 2)フランス語の体験学習はあくまでも教授法の実験であり、フランス語の習得状況によって成績評価することを目的としない。通常の発想と異なる2つの教授法を体験することによって学習方法や教授法を考えることが目的である。
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●成績評価の方法
授業中の積極性30%、レポート30%、教授法実習への参加40% 履修取り下げ制度を採用する。
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●教科書
なし
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●参考書
必要に応じて授業中に指示する
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●注意事項
毎回出席することが前提なので、欠席はできない。やむを得ない場合は事前もしくは事後に連絡すること
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
この授業は知識の伝授を目的としたものではない。あくまでも思考能力、発表能力の涵養 が目的である。常識的な思考ではなく、発想の転換、独自の発想、常識とは異なった発想 を大いに歓迎する。 TAとのコミュニケーションも楽しんでください。
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