●本授業の目的およびねらい
「建築業界について考える」というテーマを題材として,学習及び研究のプロセスについて学ぶ。各自に与えられたキーワードをもとに,周辺分野を調べながら,研究テーマの設定を考える。その後,その研究テーマにもとづき,背景,既往の動向,類似点の創出,体系化・評価,考察を通じて,学問的知識の探求プロセスの修得を目指す。また,社会的なニーズの中で今後のあるべき姿に関してディスカッションし,論理的思考の初歩に関して修得する。
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●履修条件あるいは関連する科目等
文系理系に関係ない。問題意識を問う授業であるため,主体性が問われる。
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●授業内容
基本テーマ「建築業界について考える」における建築業界とは,建築にかかわるテーマであれば何でもよい。建築基準法の問題,不良建築,訴訟,構造学,材料学,計画学,環境学等の分野横断的なテーマ,個別テーマのすべてを対象領域として取り扱う可能性がある。トピックは,はじめに与えられたキーワードをもとに,個人あるいは複数人のタスクによって,周辺関係を洗い出し,発表と議論を行いながら,興味深く,かつ,論文にふさわしいテーマを設定する。 新聞記事や雑誌記事から問題を認識するのでもよいし,デザインなどを題材とするのであれば,個人の興味を中心としてテーマ設定をしてもよい。いずれにせよ,多くの文献を読みこなし,理論的な展開を行い,個人の着想に基づく考察・結論を導くことを行う。パワーポイントによる発表,レポートの提出等を複数回行い,理論的考察を導く出すためのディスカッションを行う。
1.テーマを学生各自が選定する。 2.ディスカッションを通して,その見通しについて検討する。 3.情報探索法とワープロソフトの使用法に関しては,必要に応じて指導を行う。 4.プレゼンテーションソフトの使用方法に関しては,必要に応じて指導を行う。 5.途中複数回のプレゼンテーションと最終成果物である論文形式のレポートおよびプレゼンテーションである,参考文献である。
教員及びTAは助言を行うが,あくまでもサポートである。
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●成績評価の方法
途中段階の資料(50%),最終成果物(30%),検討に用いた参考文献の質・量(20%)。なお,本講義では履修取り下げ制度を採用する。また,欠席については試験・レポート・講義出欠など総合的な学習状況により判断する。
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●教科書
特になし
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●参考書
特になし
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●注意事項
図書・論文検索技術については,授業で指導する。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
パソコンを保有していることが望ましいが,図書館等のワークステーション,PC利用で 対応は可能である。受講前には,ワードプロセッサソフトウェア(ワード,一太郎等), 表計算ソフトウェア(EXCEL、LOTUS等),プレゼンテーションソフトウェア( パワーポイント等)が利用できるようになっていることが望ましい。 最低限の技術に関しては,必要があれば,授業中に指導を行う予定である。
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