●本授業の目的およびねらい
1945年ポツダム宣言の受諾によって日本の国家体制は大きな変更を余儀なくされることとなった。同宣言第十項には「民主主義的傾向の復活」とあり、占領政策の民主改革が、戦前との連続性を有していたことを示唆している。GHQと日本の国家エリートたちは「民主主義的傾向」をどのようなものと認識していたのだろうか。また、実際に戦前の日本は民主主義的傾向を示していたのだろうか。そうであればなぜ、軍国主義国家に日本は変容してしまったのか。以上の疑問を政治史上の「謎」として仮説を提示し、資料に基き実証的に説明していく。教科書として配布する資料や論文は必ず予習してくること。
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●履修条件あるいは関連する科目等
日本近現代史、世界近現代史、憲法学について基礎的知識があることが必要です。
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●授業内容
ガイダンス 1 軍国主義の日本 3回 映画を一部紹介 感想文提出 感想文に基づく質疑応答 2 ポツダム宣言受諾と憲法改正問題 3回 3 戦前の日本の民主主義的傾向 3回 寡頭議会政の成立
4 寡頭議会政の崩壊 4回 統帥権独立の問題 総括
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●成績評価の方法
成績は感想文、レポートの提出物、受講態度、期末試験の総合評価で行います。履修取り下げ制度は採用しません。期末試験を受験しない場合を「欠席」とします。
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●教科書
教科書に使用する論文等をガイダンス時に配布します。
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●参考書
随時指示します。
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●注意事項
第一回のガイダンスはスケジュール確定版や受講上の注意などを説明し、テキストを配布しますので必ず出席して下さい。授業中の携帯使用、授業に関係のないおしゃべり、雑誌・漫画を読む、音楽などをイヤホンで聴くなどの行為は禁止です。授業開始時にレジュメを取って教室を出ていくのも止めてください。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
特になし。
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