●本授業の目的およびねらい
冷戦の終結から20年以上を経て、今日の国際関係は政治、経済、社会、文化といった側面でこれまで以上に大きな変動を経験してきました。また、2001年9月の「テロ事件」以後10年が経過するなかで、国際関係は混迷の度をましつつあります。この激動の冷戦後の20年はどのような時代であったのか。それはいかなる時代背景のなかで生まれ、またこれからどこへ向かおうとしているのか。講義では、これまでの国際関係の歴史、とりわけ第二次世界大戦後から今日のグローバル時代とよばれる国際関係の歴史を学ぶとともに、こうした国際関係を理論的に理解していく。
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●履修条件あるいは関連する科目等
関連科目は以下の通りである。 1.政治学 2.国際開発学
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●授業内容
1.第二次世界大戦と米ソ冷戦 2.核時代の国際政治と日本の関わり 3.ソ連・東欧社会主義圏の国際関係 4.欧米西側世界の国際関係と日米関係 5.社会主義中国の成立と国際関係 6.第三世界の独立と国際関係 7.冷戦の終結と国際関係 8.「テロ事件」以後の国際関係 9.グローバル時代の国際関係をどうみるか 10.国際関係の理論的分析とは 11.現実主義と理想主義 12.構成主義と国際関係 13.国際関係の歴史と理論 14.日本の国際関係認識とその論理 15.講義のまとめ:国際関係論とは何か
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●成績評価の方法
主として定期試験による。定期試験を受験しないものは「欠席」
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●教科書
教科書は指定しない。講義時に資料等を配布する。
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●参考書
講義時に適宜指示する。
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●注意事項
特になし。
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●本授業に関する参照Webページ
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●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
「今日の国際社会の出来事で、私たちに関係のないことはない」との認識をもって、積極的な姿勢で受講してほしい。
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