●本授業の目的およびねらい
ミクロ経済理論の初歩的概念を用いて、市場経済を中心にした社会において生じる諸問題の発生原因と処方箋についての理解を深めることを目的とする。
|
●履修条件あるいは関連する科目等
特になし。
|
●授業内容
1 ガイダンス:経済学の方法論と目的 2 需要の理論:需要曲線と消費者余剰 3 消費者行動の理論:予算制約と無差別曲線 4 供給の理論:供給曲線と生産者余剰 5 需給曲線と弾力性:売り上げを伸ばす秘訣 6 市場の理論(1):競争市場と効率性 7 市場の理論(2):競争市場と公平性 8 需要と供給で解く経済問題:豊作貧乏、貸し渋り 9 余剰分析で解く経済問題:ダフ屋、税金 10 市場の失敗(1)外部効果:経済学からみた環境問題 11 市場の失敗(2)公共財:「公共」財供給の失敗 12 市場の失敗(3)情報の対称性:逆淘汰、道徳危機、学歴シグナル 13 市場の失敗(4)独占:独占の弊害、独占への歯止め 14 不確実性のもとでの選択行動:期待効用理論、意思決定とゲーム 15 まとめ:要点整理と今後の学習に向けて
|
●成績評価の方法
履修取り下げ制度を採用しない。成績評価は期末試験による。定期試験を受験しない者は「欠席」となる。
|
●教科書
家森信善・小川光著、『基礎からわかるミクロ経済学(第2版)』、中央経済社、2007年
|
●参考書
特になし。
|
●注意事項
経済学部で開講される「ミクロ経済学」への橋渡しを意図した内容となる。
|
●本授業に関する参照Webページ
|
●担当者からの言葉(Webページのみ表示)
|