●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:物理の散歩道 本講義の目的は、身の回りにある諸現象を、物理、数理、あるいは制御の視点から、論理 的に眺めることを通して、諸現象の奥に潜む原理を解明する楽しさを体験することです。 参考書によって興味ある現象の原理を理解し、それを自ら発展させた成果を互いに発表し 、討論しあう経験は将来必要となる研究遂行能力を培うものです。
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●履修条件あるいは関連する科目等
物理や数学が好きで、身の回りの物理現象の原理解明に興味を持てる人。
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●授業内容
授業は2つのフェーズから構成される。 第1フェーズは、下記にある参考書の中から、自分が興味ある題材を1つ選び、その題材 に取り上げられている現象と原理を、参考書の説明に沿ってでよいから、互いに発表し、 討論しあう。参考書にある題材とは、たとえば、「丸ビル大の豆腐」、「泡の目方」、「 防波堤や防音室の考え方」、「人はなぜ疲れるか」、「ヨットはなぜ風上に進むか」、「 ブーメランはなぜ戻る」、「出鱈目を科学する」、「星はなぜ星形にみえるか」、「影法 師のコブ」など豊富である。 第2フェーズは、第1フェーズで取り上げた題材を発展させるべく、自ら参考書や資料を 集め、その成果を互いに発表、討論しあう。 1)授業の進め方に関するガイダンスと自己紹介 2)題材の調査とプレゼンテーションソフトの説明 3)〜7)選択した題材の調査発表と討論(約3人/回) 8)〜9)発展調査 10)〜14)発展成果の発表と討論(約3人/回) 15)レポート作成とセミナー全体の反省
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●成績評価の方法
出席・発表・討論(70%)とレポート(30%)で評価
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●教科書
なし
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●参考書
ロゲルリスト著:物理の散歩道(全5編)(岩波書店) ロゲルリスト著:新物理の散歩道(全5編)(中央公論社)
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●注意事項
発表と討論が中心となる授業となるので、毎回の出席が最低限必要である。
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