2011年度 シラバス情報詳細

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
早川 義一

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
金・5
●対象学部
農学部
情報文化学部(自然)
理学部
工学部(Ⅰ・Ⅱ・Ⅳ・Ⅴ系)



●本授業の目的およびねらい

セミナーのテーマ:物理の散歩道
本講義の目的は、身の回りにある諸現象を、物理、数理、あるいは制御の視点から、論理
的に眺めることを通して、諸現象の奥に潜む原理を解明する楽しさを体験することです。
参考書によって興味ある現象の原理を理解し、それを自ら発展させた成果を互いに発表し
、討論しあう経験は将来必要となる研究遂行能力を培うものです。

●履修条件あるいは関連する科目等

物理や数学が好きで、身の回りの物理現象の原理解明に興味を持てる人。

●授業内容

授業は2つのフェーズから構成される。
第1フェーズは、下記にある参考書の中から、自分が興味ある題材を1つ選び、その題材
に取り上げられている現象と原理を、参考書の説明に沿ってでよいから、互いに発表し、
討論しあう。参考書にある題材とは、たとえば、「丸ビル大の豆腐」、「泡の目方」、「
防波堤や防音室の考え方」、「人はなぜ疲れるか」、「ヨットはなぜ風上に進むか」、「
ブーメランはなぜ戻る」、「出鱈目を科学する」、「星はなぜ星形にみえるか」、「影法
師のコブ」など豊富である。
第2フェーズは、第1フェーズで取り上げた題材を発展させるべく、自ら参考書や資料を
集め、その成果を互いに発表、討論しあう。
1)授業の進め方に関するガイダンスと自己紹介
2)題材の調査とプレゼンテーションソフトの説明
3)〜7)選択した題材の調査発表と討論(約3人/回)
8)〜9)発展調査
10)〜14)発展成果の発表と討論(約3人/回)
15)レポート作成とセミナー全体の反省

●成績評価の方法

出席・発表・討論(70%)とレポート(30%)で評価

●教科書

なし

●参考書

ロゲルリスト著:物理の散歩道(全5編)(岩波書店)
ロゲルリスト著:新物理の散歩道(全5編)(中央公論社)

●注意事項

発表と討論が中心となる授業となるので、毎回の出席が最低限必要である。


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