2011年度 シラバス情報詳細

●科目区分
基礎セミナー

●科目名
基礎セミナーA
●主担当教員名
松本 浩典

●単位数
2単位

●開講時期
Ⅰ期
木・5
●対象学部
農学部
文系学部
情報文化学部(自然)
理学部
工学部(Ⅰ系・Ⅱ系・Ⅲ系)



●本授業の目的およびねらい

セミナーのテーマ:それって科学的なの?
血液型性格判断、六曜(大安・仏滅など)など、科学的根拠はあまり知られていないけれ
ど、とても普及しているものがあります。最近では、マイナスイオン、さらさら血液、な
ど健康に関係するものも増えてきています。極端な所では2012年人類滅亡説でしょう
か。これらの歴史・由来などを調査し、本当に科学的根拠があるのかどうか、皆さん自身
で判断してみましょう。セミナーを通じて、調査・発表・議論の進め方を学び、科学的と
はどういうことかを考えてみましょう。

●履修条件あるいは関連する科目等

特に無し。

●授業内容

数名の班にわかれ、それぞれにテーマを決めて調査して頂きます。セミナー時には発表担
当の班を決め、調査の成果を発表していただきます。各班には少なくとも2回の発表をし
て頂く予定です。

もしテーマとして「マイナスイオンの効用」を選んだとしましょう。マイナスイオンに効
果があるのか、その科学的根拠をインターネット・本・電話調査など、あらゆる手段を使
って調べてください。その結果、もし「効用がある」と判断したとしましょう。セミナー
本番では、教員を含む他の聴衆を説得できるよう、十分に材料を集め、プレゼンテーショ
ンを練り、発表を行ってください(「効用なし」と判断した場合も同様です)。

一方、発表を聞く側にまわった学生は、発表を聞き、その意見に納得できるかどうか自問
しましょう。そして、疑問に思うことはどんどん質問し、議論しましょう。

教員からの講義は行いません。みなさんが、自分で考え、スムーズに議論できるようにサ
ポート致します。

科学的考察が目標ですが、数式の使用を求めるわけではありません。科学的であるには、
論理的な考察・表現こそが重要です。したがって、文系の学生の参加も大歓迎致します。

具体的な実際のセミナーの進め方、テーマなどは、受講者のみなさんと相談しながら決め
ます。

●成績評価の方法

プレゼンテーション、議論への積極的な参加で評価します。

●教科書

指定しません。

●参考書

マーティンガードナー「奇妙な論理I/II」(ハヤカワ文庫NF)
他は必要に応じて紹介致します。

●注意事項

プレゼンテーションには、積極的にパソコンを活用してください。もちろん、レジュメを
作り、黒板を使ったプレゼンテーションでも構いません。
発表だけでなく、議論への参加も重要な成績評価のもとですので、無断欠席・遅刻はやめ
てください。


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