●本授業の目的およびねらい
セミナーのテーマ:それって科学的なの? 血液型性格判断、六曜(大安・仏滅など)など、科学的根拠はあまり知られていないけれ ど、とても普及しているものがあります。最近では、マイナスイオン、さらさら血液、な ど健康に関係するものも増えてきています。極端な所では2012年人類滅亡説でしょう か。これらの歴史・由来などを調査し、本当に科学的根拠があるのかどうか、皆さん自身 で判断してみましょう。セミナーを通じて、調査・発表・議論の進め方を学び、科学的と はどういうことかを考えてみましょう。
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●履修条件あるいは関連する科目等
特に無し。
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●授業内容
数名の班にわかれ、それぞれにテーマを決めて調査して頂きます。セミナー時には発表担 当の班を決め、調査の成果を発表していただきます。各班には少なくとも2回の発表をし て頂く予定です。
もしテーマとして「マイナスイオンの効用」を選んだとしましょう。マイナスイオンに効 果があるのか、その科学的根拠をインターネット・本・電話調査など、あらゆる手段を使 って調べてください。その結果、もし「効用がある」と判断したとしましょう。セミナー 本番では、教員を含む他の聴衆を説得できるよう、十分に材料を集め、プレゼンテーショ ンを練り、発表を行ってください(「効用なし」と判断した場合も同様です)。
一方、発表を聞く側にまわった学生は、発表を聞き、その意見に納得できるかどうか自問 しましょう。そして、疑問に思うことはどんどん質問し、議論しましょう。
教員からの講義は行いません。みなさんが、自分で考え、スムーズに議論できるようにサ ポート致します。
科学的考察が目標ですが、数式の使用を求めるわけではありません。科学的であるには、 論理的な考察・表現こそが重要です。したがって、文系の学生の参加も大歓迎致します。
具体的な実際のセミナーの進め方、テーマなどは、受講者のみなさんと相談しながら決め ます。
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●成績評価の方法
プレゼンテーション、議論への積極的な参加で評価します。
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●教科書
指定しません。
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●参考書
マーティンガードナー「奇妙な論理I/II」(ハヤカワ文庫NF) 他は必要に応じて紹介致します。
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●注意事項
プレゼンテーションには、積極的にパソコンを活用してください。もちろん、レジュメを 作り、黒板を使ったプレゼンテーションでも構いません。 発表だけでなく、議論への参加も重要な成績評価のもとですので、無断欠席・遅刻はやめ てください。
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